プルジネ

プルジネは、モンテネグロ北西部に位置する町であり、基礎自治体です。非公式ながらピヴァ地域の中心地として知られ、その名は地域を流れるピヴァ川に由来します。2003年の調査では、市街の人口は1,494人、基礎自治体全体では4,272人となっています。

歴史

プルジネの歴史は、1975年にムラティニェダムが完成したことで大きく変わりました。ダム建設により、かつての市街地は新たに形成されたピヴァ湖の湖底に沈むことになったため、町はダム建設後、現在の丘の上へと移転しました。

人口構成

プルジネの人口は、時代とともに大きく変動しています。以下に、基礎自治体における人口の推移を示します。

1948年：8,030人
1953年：8,952人
1961年：9,164人
1971年：9,078人
1981年：6,254人
1991年：5,247人
* 2003年：4,295人

1948年から2003年にかけて、人口はほぼ半減していることがわかります。特に1970年代後半から1980年代にかけての減少が顕著です。

民族構成については、1991年と2003年のデータがあります。1991年の時点では、モンテネグロ人が91.61%と大半を占め、セルビア人は6.63%でした。しかし、2003年にはセルビア人が60.51%、モンテネグロ人が32.61%と、民族構成比が大きく変化しています。この背景には、ユーゴスラビア解体後の政治的・社会的な変動が影響していると考えられます。

プルジネは、美しい自然に囲まれた地域であり、ピヴァ湖やピヴァ川などの観光資源に恵まれています。しかし、人口減少や民族構成の変化など、様々な課題も抱えています。今後の発展のためには、これらの課題にどのように取り組んでいくかが重要となるでしょう。

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