プレミア音楽祭

プレミア音楽祭：演歌・歌謡曲から多様な音楽へ

2011年から2013年にかけて、テレビ東京系列で放送された特別音楽番組「プレミア音楽祭」は、長年親しまれてきた『夏祭りにっぽんの歌』からの大きな転換点を示す番組でした。『夏祭りにっぽんの歌』は1970年から毎年夏に放送され、演歌や歌謡曲を愛する視聴者から長きに渡り支持されてきましたが、時代の変化とともに視聴者層の減少が課題となっていました。そこで、テレビ東京は番組の刷新を決定。より幅広い音楽ジャンルを網羅し、新たな視聴者層を獲得することを目指し、『夏祭りにっぽんの歌』を「プレミア音楽祭」へとリニューアルしました。

『にっぽんの歌』シリーズからの独立と番組の進化

初回放送となる2011年の「プレミア音楽祭2011夏〜頑張ろう!にっぽんの歌〜」は、『にっぽんの歌』シリーズの枠組みを継承していました。しかし、同年10月より開始された『木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜』の影響もあり、2012年からは『夏祭りにっぽんの歌』は『木曜8時のコンサート』の特別番組として放送されるようになります。一方、「プレミア音楽祭2012」は、『にっぽんの歌』シリーズからは独立。演歌・歌謡曲に限定されない、多様なジャンルの音楽を取り上げる番組へと変貌を遂げ、放送時期も夏から秋へと変更されました。2013年の「プレミア音楽祭2013」では、放送時期は夏に戻りましたが、音楽ジャンルの幅広さ、そして『にっぽんの歌』シリーズからの独立というスタンスは、前年と同様維持されました。

「テレ東音楽祭」への発展的解消

2014年、テレビ東京開局50周年を記念して、「テレ東音楽祭」がスタートしました。この番組は、これまで放送されてきた『プレミア音楽祭』と『木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜』を統合したもので、所ジョージを総合パーソナリティに迎え、新たな音楽番組として幕を開けました。2015年も「テレ東音楽祭」は継続され、国分太一を総合MCに迎え、番組は更なる発展を遂げました。結果として、『プレミア音楽祭』は2013年を最後に、事実上終了することとなりました。

各年の概要

第1回（2011年）：

放送日時：2011年7月1日 19:00 - 21:48
司会：徳光和夫、南こうせつ、中山秀征、松丸友紀（テレビ東京アナウンサー）
会場：中野サンプラザ

第2回（2012年）：

放送日時：2012年9月9日 19:00 - 21:48
司会：徳光和夫、中山秀征、繁田美貴（テレビ東京アナウンサー）
会場：舞浜アンフィシアター

第3回（2013年）：

放送日時：2013年7月14日 19:00 - 21:48
司会：松丸友紀、増田和也（当時テレビ東京アナウンサー）
* 会場：舞浜アンフィシアター

スタッフ

番組制作には、多くのスタッフが携わっていました。ディレクター、プロデューサー、演出家、そして技術スタッフなど、多様な役割を担う人々が、番組の成功に貢献しました。詳細なスタッフクレジットは、番組の公式ウェブサイトや資料等を参照ください。

まとめ

「プレミア音楽祭」は、時代に合わせて変化を遂げ、音楽番組の多様性を示した番組でした。演歌・歌謡曲中心の番組から脱却し、様々なジャンルの音楽を届けることで、新たな視聴者層の獲得を目指しました。そして、『テレ東音楽祭』へと発展的に解消され、その歴史に幕を閉じました。

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