プロポーズ大作戦 (バラエティ番組)

プロポーズ大作戦

『プロポーズ大作戦』（プロポーズだいさくせん）は、日本のテレビ番組で、1973年4月2日に関西ローカルで初めて放送されました。放送は関西の局からスタートし、翌1975年12月2日には全国ネットに昇格し、テレビ朝日系列で放送されるようになりました。この番組は、毎週火曜日の22:00から22:54の枠で視聴者に楽しいひとときを提供し、1985年の放送終了まで、横山やすしと西川きよしの二人が司会を務めました。

番組の変遷

番組の始まりは関西ローカルの深夜番組で、全体の放送時間は30分ほどでした。番組販売の展開により、一部のTBS系列局や関東の独立U局でも放送されましたが、TBSでの放送は行われていませんでした。この背景には、TBSが関西色が強すぎると感じたため、全国ネット化に難色を示したという事情があると言われています。

放送時間は1974年1月に45分に拡大され、1975年には毎日放送とのネットチェンジが実現し、ただしテレビ朝日系列に移行し、全国ネット化が達成されました。これにより、放送時間は1時間に増え、より多くの視聴者に届けられることとなりました。この間、キダ・タロー作曲の番組テーマ音楽も多数の視聴者に親しまれました。

人気の秘訣

番組の魅力は、視聴者参与型のコーナーにありました。特に「目当てのお相手」との出会いを求める企画は、実際に結婚につながったカップルも生んでおり、感動の瞬間を視聴者にも届けました。業者が依頼者とお相手を引き合わせるこのコーナーは、当初は「人探し」としても幅広く利用されていました。

また、番組には「フィーリングカップル5vs5」という名物企画もあり、大学生を対象とした集団お見合い形式のコーナーでした。ここでは、男女が自分の好みのお相手を選び、その後の会話を通じて互いの相性を確かめるものです。この企画は、参加者同士がフィーリングを確認する楽しさと、カップル成立の期待感を与え、全国的な人気を博しました。

主な出演者とコーナー

この番組には、レギュラー出演者として横山やすしと西川きよしが全期を通して司会を務め、桂きん枝をはじめとするサブ司会者たちも登場しました。企画が進む中で様々なゲストが参加し、歌手やタレントによるコーナーが盛りだくさんでした。

前半と後半に分かれた構成で、前半は視聴者の出会いを応援し、後半は楽しい企画やクイズで盛り上げました。中間部分では、ゲストとのやり取りやバラエティに富んだ企画が行われました。

番組の終了とその後

1985年3月26日、12年間の歴史を持つこの番組は惜しまれつつも幕を閉じました。最終回では過去の名場面が振り返られる特集が放送され、記憶に残る瞬間が切り取られました。

番組終了後もその影響は色濃く残り、数多くのバラエティ番組に影響を与え続けています。特に「フィーリングカップル5vs5」は、他の番組におけるお見合い企画の原型ともなり、後の多くの恋愛バラエティの基盤を作る要因となりました。22

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