『プロ野球チームをつくろう!』シリーズの概要
『
プロ野球チームをつくろう!』、通称「やきゅつく」は、
セガが展開する日本の
プロ野球をテーマにした
経営シミュレーションゲームのシリーズです。このシリーズでは、プレイヤーは実際の日本
プロ野球12球団の中から好きなチームを選び、そのチームを育て上げることを目指します。最終的な目標は、育成したチームで世界一の球団になることです。
ゲームの基本要素
ゲームの内容は、主に三つの要素に分かれています。一つ目は、資金の運用やスタジアムの建設などに関わる経営部分です。ここでは、プレイヤーがどのように資金を管理し、施設を整備するかによって、チームの成長が大きく変わります。
二つ目は、スタッフや選手の補充などを行う人事部分です。適切な選手を獲得するためには、スカウティングや契約交渉が重要であり、効果的に選手を配置することで、チームの実力が向上します。
三つ目は、選手の育成や
戦略を考える戦術部分です。プレイヤーは、試合前にオーダーを組んだり、投手交代のタイミングを見極める必要があります。ただし、試合中の選手の動きを直接操作することはできません。このため、プレイヤーは先を見越した判断力が求められます。
開発の背景
このシリーズは、先に登場したサッカーの
経営シミュレーションゲーム『Jリーグ
プロサッカークラブをつくろう!』(通称「サカつく」)の成功を受けて誕生しました。そのため、『
プロ野球チームをつくろう!』シリーズは「サカつくの
プロ野球版」としての位置付けがされており、ゲームの基本的な構成は「サカつく」と類似しています。初代タイトルとしてリリースされた『
プロ野球チームもつくろう!』では、当時メジャーリーグで活躍していた日本人選手、
野茂英雄が監修を務めました。
シリーズ作品
このシリーズにはいくつかの関連作品も存在しますが、特に印象的なのは『
プロ野球チームであそぼう!』です。このソフトは
ドリームキャスト用に開発され、2頭身キャラクターが登場するアクション野球ゲームで、単体で楽しむことができる他、自分が『やきゅつく』で育成したチームを使って、他のプレイヤーと対戦することも可能でした。
シリーズの具体的な展開は以下の通りです:
関連作品
また、『
プロ野球チームをつくろう!』シリーズに派生する作品も多く、サッカーに関連した『
プロサッカークラブをつくろう!』や、競馬をテーマにした『ダービー馬をつくろう!』など、さまざまなジャンルを取り入れたゲームが展開されています。
このように、『
プロ野球チームをつくろう!』シリーズは、
経営シミュレーションゲームとして多くのファンを魅了し続けましたが、『野球つく!!』のサービス終了以降、その続編はリリースされていない状況です。今後の展開が期待されます。