プロ野球人形イレコミ君

プロ野球人形イレコミ君

プロ野球人形イレコミ君は、タカラ（現在のタカラトミー）が発売したユニークな人形型の玩具です。この製品は、プロ野球チームのユニフォームを忠実に再現したもので、ファンの応援をさらに盛り上げるアイテムとして親しまれています。

概要

イレコミ君は1985年に「球団別マスコット人形」として初めて市場に登場しましたが、1986年には現在の名称に変更されました。その後、日テレ系の『ズームイン!!朝!』における野球コーナー「プロ野球いれコミ情報」の中で、これらの人形はチームを応援するための小道具として使われました。イレコミ君は、表情を自由自在に変えることができ、応援するチームが勝利した際には喜び顔を見せ、逆に敗れた場合は泣き顔で現れるなど、様々な表情を持つことが大きな特徴です。引き分けの場合は、しばしばきょとんとした顔を披露していました。また、プロ野球をテーマにした番組『球辞苑』（NHK-BS1）でもその姿を確認することができます。

特徴

この人形の特徴は、手動でヘルメットを下げる仕掛けにより、4種類の表情（怒り、泣き、きょとん、喜び）を持つことです。加えて、背中には付属の球団旗を取り付けることができ、さらなるカスタマイズが楽しめます。このユニークな工夫により、ファンたちは応援の興奮を一層高めることができるのです。

種類

1988年から1993年にかけて、12球団全てのイレコミ君が商品化されました。球団名やユニフォームが変更された際には、それに合わせて新しいデザインの製品が展開されました。このように、イレコミ君は時代と共に進化し続けましたが、1993年に生産が終了しました。

復刻

2023年には、埼玉西武ライオンズの40周年を記念する形で、タカラトミーとのコラボによりイレコミ君が復刻されました。2018年9月には、ライオンズストアとライオンズストアオンラインで当時のユニフォームを再現したバージョンが25年ぶりに復刻され、さらに現行のチームユニフォーム版も来場者に限定配布されるなど、ファンにとって嬉しいニュースが続きました。復刻版は新たな設計が施された金型で製造されており、翌2019年には当初の販売終了時には存在しなかった楽天を含む巨人、ヤクルト、DeNA、ロッテの各球団版も追加販売されました。

まとめ

プロ野球人形イレコミ君は、ただの玩具ではなく、日本のプロ野球文化の一部を形成する重要なアイコンです。ファンにとっては、チームへの愛情を表現するための特別なアイテムであり、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

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