ヘイトブリード

ヘイトブリード (Hatebreed) : メタルコアシーンを牽引する重鎮

ヘイトブリードは、1990年代から現在に至るまで、メタルコアシーンを牽引し続けるアメリカ合衆国出身のバンドです。ハードコア・パンクの精神を受け継ぎ、独自のヘヴィなサウンドと、ボーカル、ジェイミー・ジャスタの力強いメッセージで、世界中のファンを魅了しています。

バンドの歴史

1994年、ジェイミー・ジャスタとルー“ボウルダー”リチャーズを中心にコネチカット州で結成されました。当初は、自主レーベルから作品をリリースし、精力的なライブ活動を展開。その熱いパフォーマンスが評判を呼び、インディーレーベルのビクトリー・レコードとの契約を獲得します。

1997年には、デビューアルバム『サティスファクション・イズ・ザ・デス・オヴ・デザイア』をリリース。アース・クライシス、アグノスティック・フロントといったハードコアバンドから、ソウルフライ、モーターヘッドのようなヘヴィメタルバンドまで、幅広いジャンルのバンドとツアーを共にし、その名を広めます。2001年には、メタルフェスの祭典、オズフェストにも参加を果たしました。

2002年、メジャーレーベルのユニバーサル・レコードから2作目となる『パーシヴィランス』を発表。翌年には、3枚目のアルバム『ザ・ライズ・オヴ・ブルータリティ』をリリースし、メタルコアシーンにおける確固たる地位を確立しました。このアルバムに収録された『Live For This』は、第47回グラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス部門にノミネートされ、ヘイトブリードの名を世界に知らしめるきっかけとなりました。

2004年には、スレイヤー、スリップノット、マストドンといった大物バンドと共に「The Unholy Alliance Tour」でヨーロッパを席巻。その後も、世界各地で精力的にライブ活動を展開しています。

日本へは2000年代以降、数多くの来日公演を行っており、日本のファンとの絆を深めています。

メンバー

現在のメンバーは以下の通りです。

ジェイミー・ジャスタ (Jamey Jasta) - ボーカル
ウェイン・ロジナック (Wayne Lozinak) - リードギター
フランク・ノヴィネック (Frank Novinec) - リズムギター
クリス・ビーティー (Chris Beattie) - ベース
マット・バーン (Matt Byrne) - ドラムス

ディスコグラフィー

アルバム
サティスファクション・イズ・ザ・デス・オヴ・デザイア - Satisfaction Is the Death of Desire （1997年）
パーシヴィランス - Perseverance （2002年）
ザ・ライズ・オヴ・ブルータリティ - The Rise of Brutality （2003年）
スプレマシー - Supremacy （2006年）
フォー・ザ・ライオンズ - For the Lions （2009年）
ヘイトブリード - Hatebreed （2009年）
ザ・ディヴィニティ・オブ・パーパス - The Divinity of Purpose （2013年）
ザ・コンクリート・コンフェッショナル - The Concrete Confessional （2016年)
ウェイト・オブ・ザ・フォルス・セルフ - Weight Of The False Self（2020年）
EP
Under The Knife （1997年）
映像
* Live Dominance （2008年）



ヘイトブリードは、その音楽性だけでなく、ストレートで力強いメッセージが込められた歌詞も、多くのファンに支持されています。困難に立ち向かう勇気や、仲間との絆の大切さを歌い上げ、聴く者の心を揺さぶります。これからも、ヘイトブリードは、メタルコアシーンを牽引する存在として、世界中のファンに感動を与え続けるでしょう。

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