ヘドバン
『ヘドバン』は、
シンコーミュージック・エンタテイメントが年3回発行する、ヘヴィメタルを核とした
音楽カルチャー誌です。キャッチコピーは「世の中をヘッドバンギングさせる本」であり、その目的は国内メタルシーンのファンを増やすことにあります。
概要
本誌は主にヘヴィメタルをテーマにしているものの、メタル関連の様々な
音楽スタイルや文化も取り扱っており、
ハードコア・パンクや
グランジ、
ヴィジュアル系バンドなども掲載されています。2000年から2001年までバーン・コーポレーションが発行していた『
音楽生活』の編集チームが本誌を制作しており、編集長の梅沢直幸は「面白い
音楽本を作りたい」との志からこの雑誌を立ち上げました。
『ヘドバン』は、同じくシンコーミュージックから刊行されているヘヴィメタル専門誌『
BURRN!』とは異なる視点で多様なメタル関係の話題を取り上げており、”逆论文”的な内容構成になっています。定期刊行物ではなくムック形式のため、再版も頻繁に行われています。また、姉妹紙『ヘドバン・スピンオフ』が不定期に発行され、トークイベントやDJイベントとして「歌舞伎町ミッドナイト重音会議室」や「ヘドバンのいけにえ」などのユニークな企画も実施しています。
発行編集
本誌は2013年に第1号が発行され、過去の号のタイトルやテーマも多彩です。例えば、### Vol. 1「メタルの多様性」(2013年7月)では、
BABYMETALの特集が行われ、### Vol. 2「俺たちのメタル文化祭」(2013年11月)では、メタリカにちなんだユニークな記事が掲載されました。
その後も多数の号がリリースされており、例えば### Vol. 3「メタル異種格闘技戦」(2014年2月)や### Vol. 4「SAMURAI! METAL! ACTION!」(2014年6月)など、
BABYMETALを中心に様々なアーティストやテーマに焦点を当てています。これらの号では、特定アーティストのインタビューやライヴレポートが充実しており、読者に深い洞察を提供しています。
連載コラムと別冊
『ヘドバン』では連載コラムも充実しており、メタルファンには見逃せない情報が満載です。コラムの内容は、日常の出来事をメタルに結びつけたユーモラスなものから、専門的な
音楽知識を提供するものまで多岐にわたります。また、特別な号として『ヘドバン別冊』が刊行され、英国メタルフェスを特集した号や、
BABYMETALの欧州ツアーレポートなどが掲載されることもあります。
まとめ
『ヘドバン』は、メタル
音楽のあらゆる面を探求し、メタルファンに向けて多様な情報を提供することに特化しています。このムックを通じて、黙示的でありながらもダイナミックなメタルの文化を楽しむことができるでしょう。