あらすじ
ラニスター家の陣
タイウィン公は、ティリオンと〈山の民〉を先鋒に指名し、ティリオンは父の意図を疑念を抱く。ティリオンは、ブロンが連れてきた娼婦のシェイと過ごす中で、過去の悲しい結婚の記憶を語る。スターク軍の接近を知ったティリオンは戦いに臨むが、味方に踏みつけられ意識を失ってしまう。タイウィン公はスターク軍の兵力が少ないことに疑問を抱く。
双子城
キャトリンは、息子ロブが率いるスターク軍のために、ウォルダー・フレイ公との交渉に臨む。フレイ公は通行の代わりに、ロブとアリアが自分の子と結婚することを要求する。ロブは渋々ながらも受け入れ、スターク軍は河を渡る。ロブは軍を二手に分け、ジェイミー軍を破り、捕虜とする。ジェイミーは決闘を求めるが、ロブはこれを拒否する。
〈壁〉
ジョン・スノウは総帥ジオーから「ロングクロウ」を授かる。ロブの戦いの話を聞いたジョンは、ロブを助けるべきだと感じる。メイスター・エイモンは、〈冥夜の守人〉が結婚をしない理由を語る。エイモンは、ターガリエン家の血筋であることを明かし、ジョンに義務と家族の間での選択を迫る。
狭い海の向こう側
カール・ドロゴが傷の悪化で苦しむ中、デナーリスはミリ・マズ・ドゥールに治療を依頼する。ドスラクの伝統に反するデナーリスの行動に、ジョラーは危機感を募らせる。ミリは〈血の魔術〉の危険性を警告するが、デナーリスはドロゴを救うため、魔術を強行する。コソが魔術を止めようとするが、モーモントに殺害される。デナーリスは陣痛に見舞われ、ドスラクの産婆は呪われていると信じて助けようとしない。モーモントはデナーリスをドロゴのテントに運び入れ、ミリに助けを求める。
キングズランディング
ヴァリス公はエダードに虚偽の自白を勧め、娘たちを救うよう説得する。エダードは、ベイラー大聖堂で、反逆罪を告白し、ジョフリー王に忠誠を誓う。サーセイとサンサはエダードの助命を求めるが、ジョフリーは約束を破り、エダードの斬首を命じる。アリアは父を救おうとするが、ヨーレンに止められる。
製作
脚本
原作の『
七王国の玉座』に基づいて、
デイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが脚本を担当。ティリオン、ブロン、シェイのシーンや、ロブの軍略など、ドラマオリジナルの要素が加えられた。ターガリエン家の家系図にも変更が加えられた。
タイトル
タイトルは、七王国の主要な宗教である七神正教の、キングズランディングにおける最も重要な建物であるベイラー大聖堂を指す。ベイラーは、七神正教を篤く信仰したターガリエン王朝の王であった。
キャスティング
娼婦シェイ役には、ドイツ人女優
シベル・ケキリが起用された。原作者の
ジョージ・R・R・マーティンは、彼女の演技を高く評価している。
ロケーション
室内のシーンは
ベルファスト郊外のスタジオで、陣や双子城は
北アイルランドの古城で、ベイラー大聖堂のシーンは
マルタで撮影された。
評判
視聴者数
初回視聴者数は270万人を記録し、同夜の再放送を含めると340万人に達した。
賞
ピーター・ディンクレイジが、2011年
プライムタイム・エミー賞の助演男優賞ミニシリーズ/テレビ映画部門を受賞。また、本エピソードは同賞の脚本賞ドラマ部門にノミネートされた。
参照
外部リンク
スター・チャンネル 『
ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
ワーナー・ブラザース DVD&Blu-ray 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
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