ベクヒョン

ベクヒョン：EXOのメインボーカル、そしてソロアーティストとしての輝かしい軌跡

ベクヒョン（本名：ビョン・ベクヒョン）は、1992年5月6日生まれの韓国出身歌手。圧倒的な歌唱力と明るいキャラクターで知られる彼は、男性アイドルグループEXO、EXO-K、EXO-CBX、SuperMのメンバーとして活躍。グループ内ではメインボーカルを務め、その存在感は計り知れない。

京畿道富川市出身のベクヒョンは、7歳上の兄を持つ。中遠高等学校卒業後、2011年にSMエンタテインメントのオーディションに合格。2012年には慶熙サイバー大学文化芸術経営学科に入学し、学業と芸能活動を両立させた。

EXOにおける彼のポジションはメインボーカルであり、グループの楽曲において中心的な役割を果たしている。EXOの活動を通して培われた歌唱力は、ソロ活動においても遺憾なく発揮され、高い評価を得ている。

多彩な才能と魅力

ベクヒョンは、174cm、64kgの体格で、血液型はO型。明るく快活な性格で知られ、趣味は音楽鑑賞と映画鑑賞。特技は歌に加え、合気道とピアノも得意とする。小学6年生の頃には歌手Rain（ピ）に憧れ、歌手を目指すようになったという。現在のロールモデルはクリス・ブラウンを挙げている。

音楽の好みは幅広く、R&B、ポップス、パンクロックと多様なジャンルを聴く。食の好みも多様で、朝鮮料理をはじめ、和洋中全般を好む一方、キュウリは苦手とのこと。休日は家で過ごすこと、寝る事、ゲームを楽しむことを好み、特にゲーム好きは有名で、ツアー中もゲーミングPCを持ち歩くほどだ。

EXOファンを指す略称「エリ」や、オリジナル造語「ケプソン」などを考案するなど、アイドルとしてのセンスも持ち合わせている。そのタレント性から「アイドル2回目」というニックネームで親しまれている。韓国での愛称は「キュン」である。また、新曲情報のリーク（スポ）をすることでも有名で、事務所の許可を得ずにソロアルバムの全曲を事前に公開したこともあった。背番号の4は、野球で重要な4番打者にちなんでいる。チャンヨルと共に芸能人ボーリング団「TEAM ONE」にも所属している。

高校時代から輝きを放つ

高校時代はバンド部に所属し、「昏睡状態」というバンドでロックフェスティバルで最優秀賞を受賞するなど、音楽活動に熱中していた。RainやSHINeeのダンスを披露するなど、ムードメーカーとして高校生活を送った。デビュー前にはDICKPUNKSのキム・ヒョヌからピアノを習っていた。

実用音楽科の入試準備中に路上でSMエンターテインメントにスカウトされ、2011年に入所。チェンと共にEXOメンバーとして最後に合流した。入社から約7ヶ月という短い期間でデビューチームに選ばれるなど、類まれな才能の持ち主である。

EXOでの活躍とソロ活動

2012年4月8日、EXO-Kのメンバーとして韓国で正式デビュー。その後、EXO-CBX、SuperMのメンバーとしても活躍し、グループを牽引する存在となった。

2013年には韓国とペルーのサッカー親善試合で国歌独唱を務め、2014年には誕生日を記念して「ベクヒョンの森」が作られた。2015年にはドラマ『EXO NEXT DOOR』の挿入歌をソロで歌唱。同年には『SBS歌謡大祭典』で故キム・ヒョンシクの楽曲をカバーするなど、多様な活動を見せた。

2016年にはMiss Aのスジとデュエットし、2018年には平昌オリンピックのIOC総会開会式で国歌斉唱を行うなど、活躍の場は多岐に渡る。

2019年からはソロ歌手としても本格的に活動を開始。1stソロアルバム『City Lights』は、当時歴代ソロ歌手初動売上1位を記録。2ndソロアルバム『Delight』は初日で60万枚を超える売上を達成し、ミリオンセラーを記録。グループとソロの両方でミリオンセラーを達成したのは、韓国ではソテジワアイドゥルのソ・テジ以来20年ぶりとなる快挙であった。

2021年1月には初のソロコンサートを開催。同年3月には3rdソロアルバム『BAMBI』をリリースし、2作連続のミリオンセラーを達成した。同年5月6日に入隊し、2023年2月5日に除隊した。

受賞歴と今後の活動

ベクヒョンは数々の音楽番組で1位を獲得し、音楽チャートでも常に上位にランクインしている。彼の才能と努力は、多くの賞を受賞する形で高く評価されている。

兵役を終え、今後の活動にも大きな期待が寄せられているベクヒョン。彼の才能と魅力はこれからも多くの人を魅了し続けるだろう。

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