ベタニア・デラクルス

ベタニア・デラクルス・デペーニャのプロフィール

ベタニア・デラクルス・デペーニャ（Bethania De la Cruz De Peña）は1987年5月13日生まれのドミニカ共和国出身の女子バレーボール選手であり、ドミニカ共和国代表として数多くの大会で活躍してきました。彼女のバレーボールキャリアは、若くから始まり、代表チームとしての初選出は2004年にさかのぼります。

競技歴の概要

デラクルスは、2007年から代表チームのスタメンに定着し、その年のワールドカップでは際立った成績を収めました。スコア部門で5位、ブロック部門で7位という成績は、彼女の技術と能力を示しています。同年のVプレミアリーグでは日本の東レアローズに所属し、チーム初の優勝を果たすなど、彼女の存在はチームにとって重要でした。特に、自身もベスト6に選出され、その実力が認められました。

2008年には韓国のGSカルテックスに移籍し、チームをレギュラーラウンド1位に導くなど、再びその才覚を見せつけました。その後、産休を経て2010年の世界選手権で復帰し、2011年の北中米選手権では準優勝を果たし、MVPにも選ばれました。この年、ワールドカップではベストスコアラーとベストサーバーの二冠を獲得し、彼女の名前は一段と多くの人々に知られるようになりました。

日本リーグでの活躍

2011-12シーズンにはデンソーエアリービーズに所属し、このリーグでも素晴らしい成績を残しました。特に、2012年の久光戦においては1試合54得点をマークし、当時の世界記録に並ぶ快挙を達成しました。続くロンドン五輪北中米大陸予選での優勝も含め、彼女のプレースタイルは世界中のバレーボールファンを魅了しました。

代表チームのリーダーシップ

2013年からはドミニカ共和国代表のキャプテンを務め、チームを牽引する役割を担ってきました。パンアメリカンカップでは優勝を果たし、2014年には世界選手権で過去最高の6位入賞を果たすなど、そのリーダーシップはチームにとって大きな力となっています。同年のトルコリーグでもエジザージュバシュ・ヴィトラに移籍し、国際舞台でもその存在感を示しました。

最近の活動

2021年には東京オリンピックでもプレーし、チームの準々決勝進出に貢献しました。2024年にはアメリカの新リーグであるプロ・バレーボール・フェデレーション（PVF）のオマハ・スーパーノーヴァズに所属し、さらなる挑戦を続けています。デラクルスのキャリアは数多くの国際大会と受賞歴に彩られており、彼女の功績はドミニカ共和国のバレーボール界において重要な位置を占めています。

受賞歴と記録

ベタニア・デラクルスはこれまでに、数々のタイトルと賞を獲得してきました。彼女は2011年のワールドカップでベストスコアラーとベストサーバーに選ばれ、2012年のプレミアリーグでは得点王となりました。このような受賞歴は、彼女が選手としていかに優れた存在であるかを示しています。今後のさらなる活躍が期待されます。

もう一度検索