ベネッセモバイルFREO

ベネッセモバイルFREO（フレオ）は、ベネッセコーポレーションが、進研ゼミ会員である中学生および高校生を対象に、2010年2月9日から2011年2月28日まで展開した携帯電話サービスです。ソフトバンクモバイルの回線を利用したMVNO（仮想移動体通信事業者）として、ソフトバンクテレコムがMVNE（仮想移動体サービス提供者）の役割を担いました。

概要

2010年1月28日にサービス開始が発表され、同年2月9日に提供が開始されました。当初は同年5月15日までの期間限定で新規申し込みを受け付けていました。しかし、競合他社も子供向けのフィルタリング機能を強化したこと、設定価格が高額であったことなどが影響し、契約数は想定を下回りました。そのため、2011年2月28日をもってサービスは終了し、コールセンターも同年3月末で閉鎖されました。

サービス終了にあたり、解約金は発生せず、MNP（携帯電話番号ポータビリティ）を利用して他社へ移行する際の費用もベネッセ側が負担しました。

販売チャネル

販売は進研ゼミ会員限定で、ウェブサイトでの受付のみでした。契約者名義は、会員である中高生の保護者となります。MNPによる新規加入にも対応していました。

サービス内容

利用料金・端末料金

利用料金と端末料金は、原則としてソフトバンクモバイルと同様でした。

コンテンツ

コンテンツ内容は基本的にソフトバンクモバイルと同じでしたが、対象が中学生や高校生であるため、フィルタリング機能の利用が必須でした。ソフトバンクモバイルのフィルタリング機能よりも、利用期間や会員の年齢に応じてより細かく設定できるようになっていました。

メールアドレス

メールアドレスは、ソフトバンクモバイルの契約と同様に「[email protected]」の形式で提供されました（xxx部分は任意で設定可能）。

端末

ソフトバンクモバイル向けの端末が提供されましたが、当時のソフトバンクモバイル製品とは完全に同一の機能が使えるわけではありませんでした。端末はレンタル形式で提供され、解約時には返却が必要でした。

発売されていた端末

• - SoftBank 840SH（ただし、ソフトバンクモバイル製品とは一部機能が異なる）

沿革

• - 2010年1月28日：サービス参入を発表。同時に公式サイトもオープン。
• - 2010年2月9日：サービス開始。
• - 2010年5月15日：当初の予定通り、新規受付を終了。
• - 2011年2月28日：サービス終了。
• - 2011年3月31日：サービス窓口を終了。

出典

[ベネッセモバイルFREOに関する公式情報]（公式ページは閉鎖済）

外部リンク

公式サイトはサービス終了後、間もなく閉鎖されました。

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