ベラ・バザロワ

ベラ・エヴゲニエヴナ・バザロワのプロフィール

ベラ・エヴゲニエヴナ・バザロワ（Вера Евгеньевна Базарова、1993年1月28日生まれ）は、ロシアのエカテリンブルク出身の女子フィギュアスケート選手で、ペア競技を専門としています。彼女の主な競技パートナーは、ユーリ・ラリオノフとアンドレイ・デプタトです。バザロワは、2010年バンクーバーオリンピックや2014年ソチオリンピックのロシア代表としても活躍しており、多くの国際大会で素晴らしい成績を収めてきました。

経歴

バザロワは4歳の頃にスケートを始め、9歳の時にユーリ・ラリオノフとペアを結成しました。彼らはISUジュニアグランプリにおいて注目を集め、2006-2007年シーズンにはJGPファイナルに進出。世界ジュニア選手権では2位に輝き、将来への期待が高まりました。

2007-2008年シーズンにはJGPジョン・カリー記念で優勝し、3位入賞を果たすなど、シニアクラスでも活躍。ところが、JGPファイナルではラリオノフのドーピング陽性反応によって失格となり、2年間の出場停止処分を受けました。このコーチングとペア解消を巡る試練にもかかわらず、バザロワは活動を続ける道を選びました。

彼女は2009年に復帰し、ロステレコム杯で4位、ロシア選手権で3位に入るなど、コンディションを整え再び国際舞台での戦いに挑みました。2010-2011シーズンにはグランプリシリーズにも初出場し、両大会で2位となり、グランプリファイナルにも進出しました。ヨーロッパ選手権では銅メダルを獲得し、世界選手権でも5位入賞を果たしました。

さらなる成績

2011-2012シーズンにはロシア選手権で初優勝し、連続してヨーロッパ選手権のメダルも獲得。安定した成績を維持し、ロシアフィギュアスケート界の一翼を担いました。しかし、2012-2013シーズンには臀部に負傷し、ネーベルホルン杯で棄権。手術の可能性もありましたが、最終的には手術せずにシーズンを続け、ロステレコム杯で2位、NHK杯ではグランプリシリーズ初優勝をはたします。グランプリファイナルには2年ぶりに出場し、再び2位に入賞しました。

2013-2014シーズンにおいては、ソチオリンピックに出場し6位に入賞。オリンピック後にはラリオノフとの解散が発表され、新たなパートナーとしてアンドレイ・デプタトとのペア結成が決定しました。しかし、2016年にはデプタトとのペア解消が発表され、新たな道を模索しています。

結論

ベラ・バザロワは、数々の試練やチャレンジを乗り越えながら、フィギュアスケート界での真のエリート選手としての地位を確立してきました。彼女の今後の活動にも大いに期待が寄せられています。

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