ベルゲン大学

ベルゲン大学：ノルウェーを代表する国際的な教育・研究機関

ベルゲン大学は、ノルウェー王国ベルゲン市に位置する国立大学です。1946年に設立された比較的新しい大学ですが、その歴史は1825年ベルゲン大学博物館の設立にまで遡ります。現在では、16,000人を超える学生が学ぶ、ノルウェー有数の規模を誇る教育機関へと成長しました。

国際色豊かなキャンパス

ベルゲン大学は、ノルウェー国内だけでなく、世界各国からの留学生を受け入れています。年間2,000人を超える非ノルウェー人留学生が在籍し、活気あふれる国際的な雰囲気に包まれたキャンパスとなっています。学生数はベルゲン市の人口の約10%を占めるほどで、大学周辺には学生向けの飲食店、ジム、学生組織関連の施設などが充実しており、常に活気に満ち溢れています。

多様な学部と教育体制

ベルゲン大学は、幅広い分野をカバーする複数の学部を擁しています。人文科学部（日本語学科を含む）、歯学部、法学部、理学部、医学部、心理学、社会科学部、芸術学部など、多様な学問分野を学ぶことができます。

欧州市民である現地学生は授業料が免除されますが、学生福祉団体への加入が義務付けられています。この団体は、年間約120米ドルの会費で、学生割引、文化活動、運動施設利用、学生寮入居、小児保育、医療費返済支援など、多様なサービスを提供しています。

活発な研究活動

ベルゲン大学は、国内外との活発な研究協力にも取り組んでいます。例えば、2008年から2010年にかけては、ウガンダのマケレレ大学、ノルウェーのオスロ大学、東アフリカ司書・情報科学学校（EASLIS）と共に、「ジュバ大学図書館自動化プロジェクト」に参加し、南スーダンのジュバ大学の蔵書検索システムの電子化を支援しました。また、2020年には、外国語学科日本語科のハリー・ソルヴァン教授が令和2年度外務大臣表彰を受賞するなど、国際的に高い評価を得ています。

キャンパス環境

ベルゲン大学のキャンパスは、ベルゲン市内に点在しています。人文科学部、社会科学部、法学部、理学部などは市の中心部から徒歩圏内に位置し、近代的な建物と歴史的な建物の両方が混在しています。一方、医学部や芸術学部などは郊外にキャンパスがあります。どのキャンパスも、ベルゲンの街並みに溶け込むような落ち着いた雰囲気で、学生たちは快適な学習環境に恵まれています。

まとめ

ベルゲン大学は、歴史と伝統を背景に、国際的な視点と活気あふれるキャンパス環境を備えた、ノルウェーを代表する国立大学です。幅広い分野の教育と研究活動を通して、世界に貢献し続けています。その国際性と充実した教育環境は、多くの学生にとって魅力的な学習の場となっています。

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