ベヴァリー・ゴーベル=ヤネズ:輝かしいキャリアと指導者への転身
ベヴァリー・ゴーベル=ヤネズ(Beverly Goebel-Yanez)は、
1988年7月19日生まれ、
アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の元女子サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動しています。現役時代はフォワード、
ミッドフィールダーとして活躍しました。
選手経歴
大学時代
マイアミ大学では、女子サッカーリーグで51試合に出場し、2009年にはキャプテンを務めるなど、中心選手として活躍しました。
プロ選手として
2010年、WPS(Women's Professional Soccer)のドラフト会議でワシントン・フリーダムに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2011年には、WPSのオフシーズンを利用してフィンランドのPK-35ヴァンターに移籍し、UEFA女子チャンピオンズリーグ本戦1回戦のラーヨ・バジェカーノ戦に出場しています。
2012年、スカイ・ブルーFCに入団しましたが、WPSの2012シーズン休止が発表されたため、
日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)の
INAC神戸レオネッサに移籍しました。INAC神戸では主力選手として定着し、2013年にはリーグ15得点を挙げて得点女王に輝き、ベストイレブンにも選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。登録名は2013年シーズンまでは「ゴーベル ヤネズ」、2014年からは「ゴーベル」でした。
アメリカ復帰
2014年、アメリカのNWSL(National Women's Soccer League)に所属する
シアトル・レインFCにレンタル移籍し、NWSL開催期間中の8月31日までアメリカでプレーしました。2015年には
シアトル・レインFCへ完全移籍し、主力として活躍しました。
海外でのプレー
2016年11月、NWSLのオフシーズンを利用して、オーストラリアのWリーグに所属するメルボルン・シティFCに期限付きで移籍しました。
引退と復帰、そして指導者へ
2020年2月、クラブから引退が発表されましたが、2021年3月にはWPSに所属するカリフォルニア・ストームから2年振りに選手として復帰しました。しかし、同年8月31日にはNWSL・NJ/NY ゴッサムFCのアシスタントコーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせました。2022年11月には、レーシング・ルイビルFCのアシスタントコーチに就任し、翌2023年11月には
ヘッドコーチに任命されました。
所属クラブ
2010: ワシントン・フリーダム
2011: ウェスタンニューヨーク・フラッシュ
2011: PK-35ヴァンター(女子)
2012: スカイ・ブルーFC
2012-2013:
INAC神戸レオネッサ
2014-2018 / 2019:
シアトル・レインFC / レインFC
2016-2017: メルボルン・シティFC (
期限付き移籍)
2021: カリフォルニア・ストーム
獲得タイトル
なでしこリーグ: 2回 (2012年、2013年)
皇后杯全日本女子サッカー選手権大会: 2回 (2012年、2013年)
なでしこリーグカップ: 1回 (2013年)
国際女子サッカークラブ選手権: 1回 (2013年)
日韓女子リーグチャンピオンシップ: 1回 (2012年)
NWSLシールド: 2回 (2014年、2015年)
個人
なでしこリーグ得点王:1回 (2013年)
なでしこリーグベストイレブン:1回(2013年)
NWSLベストイレブン:1回(2015年)
まとめ
ベヴァリー・ゴーベル=ヤネズは、選手として国内外で輝かしい実績を残し、引退後は指導者として新たなキャリアをスタートさせました。その豊富な経験と知識を活かし、次世代のサッカー選手の育成に貢献することが期待されます。
外部リンク
ベヴァリー・ゴーベル・ヤネズ (@beverlygoebel) - X(旧Twitter)
ベヴァリー・ゴーベル・ヤネズ (@bevyanez) - Instagram
ベヴァリー・ゴーベル・ヤネズ - Soccerwayによる個人成績
*
BEVERLY YANEZ - NWSL公式サイト内のプロフィール