ペンタゴン (お笑いコンビ)

ペンタゴン：個性際立つ芸風と波乱万丈の経歴

2009年5月に結成されたお笑いコンビ、ペンタゴン。NSC大阪28期生出身の清水誠さんと新城長秀さんの二人組は、SMA NEET Projectに所属し、大阪を拠点に活動していました。

メンバー紹介：対照的な魅力

清水 誠さんは愛知県出身、ツッコミ担当。165cmと小柄ながら、ゴリラに似た風貌から「ゴリラ」「ミニゴリラ」「ゴリ水」などと呼ばれ、バナナ好きを演じつつも内心は複雑な感情を抱いているという設定が面白いキャラクターです。近畿大学卒業という経歴を持ち、意外にも絵が得意で、相方の似顔絵を描くほどの腕前です。解散後はピン活動を経て、ぴろさんと「キュウ」を結成し、オフィス北野、そしてタイタンに移籍しています。

一方、ボケ担当の新城 長秀さんは沖縄県石垣市出身。168cmの長身で、腕時計集めが趣味という一面も持ちます。八重山そばとメロンをこよなく愛し、姓名判断にも精通しているという多彩な才能の持ち主です。コンビ解散後はピン芸人「あらしろん」として活動し、「シュガーブロッサム」「モーニングマン」といったコンビを経て現在に至ります。

コンビ結成から解散、そして再結成へ

二人はNSCで出会い、当初はそれぞれ別のコンビを組んでいましたが、解散後、再びコンビを組むことを決意。ペンタゴンのコンビ名は、清水さんの『キン肉マン』好きが高じて付けられた超人名から、新城さんの姓名判断で縁起が良いとされたことから決定しました。

大阪で活動した後、一度解散したものの、東京で再結成を果たしています。キャッチフレーズは「時空をこえろ 五次元殺法 ペンタゴン」で、その個性的な芸風が注目を集めました。

ペンタゴンの芸風とコントキャラ

ペンタゴンの芸風は、主に新城さんの興味のあるランキングを発表する形式の漫才が中心でした。清水さんの独特なツッコミスタイルも魅力的で、新城さんが容赦なくいじられる展開も彼らの持ち味です。

初期はコントも行っており、その中で新城さんが演じたナルシストキャラ「ナルシスト新城」と、清水さんが演じたヒステリックな乙女キャラ「シミ子」は人気を博しました。派手な服装や設定が、二人の個性をさらに際立たせていました。

エピソード：R-1ぐらんぷりでのハプニングとメンバー間の絆

新城さんは、2009年のR-1ぐらんぷり予選でネタが飛んでしまい、「ナルシスト新城です」と自己紹介を繰り返すというハプニングに見舞われました。しかし、この出来事も、彼らの伝説的なエピソードとして語り継がれています。

また、清水さんの厳しさから一時的に新城さんが故郷の石垣島に帰郷した時期もありましたが、半年後に復帰。以降、清水さんは新城さんに優しく接するようになったというエピソードは、二人の強い絆を感じさせます。

まとめ：唯一無二の存在感

ペンタゴンは、独特の漫才スタイル、個性的なキャラクター、そして数々のエピソードを通して、多くの観客を魅了しました。解散後も、それぞれの道で活躍を続ける清水さんと新城さん。彼らの今後の活動にも期待が高まります。

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