ホセ・デポーラ

ホセ・アルベルト・デポーラ・カルモナのプロフィール

基本情報

ホセ・アルベルト・デポーラ・カルモナ（Jose Alberto De Paula Carmona）は、1988年3月4日にドミニカ共和国のサントドミンゴ州サントドミンゴ・ノルテ市ビジャ・メジャにて生まれたプロ野球選手です。主に投手として活躍し、左投右打のスタイルを持ちます。現在、CPBL（中華職業棒球大聯盟）の中信兄弟に所属しています。彼の登録名は「德保拉」です。

経歴

プロ入りとパドレス傘下時代

デポーラは、2006年11月1日にサンディエゴ・パドレスと契約を交わし、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。彼のデビューは、2007年のルーキー級ドミニカン・サマーリーグで、14試合に登板し、2勝5敗、防御率2.44を記録します。翌年の2008年もアリゾナリーグで活躍し、13試合で4勝3敗、防御率3.57という成績を収めました。デポーラは、2011年にAA級サンアントニオ・ミッションズでの活躍を経てメジャー契約を結びますが、2012年にはビザ問題のためシーズンを棒に振ることになります。

ジャイアンツ傘下時代

彼のキャリアの転換点は、2013年にウェーバーでサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍したことです。2014年にはAAA級フレズノ・グリズリーズでのプレーを経て、故障に悩まされるも再契約を果たしますが、シーズン途中での故障も影響し思うような成績は残せませんでした。

ヤンキース時代

その後、2014年にはニューヨーク・ヤンキースと契約し、2015年にメジャーデビューを果たしますが、わずか1試合の登板に留まりました。この年は肩の故障が響き、経験の浅いシーズンとなりました。

日本独立リーグとメキシカンリーグ

2017年には日本の独立リーグである石川ミリオンスターズに入団しますが、シーズン中に自由契約となり退団。その後、2018年にメキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズと契約し、活躍を続けます。

中信兄弟時代

最も注目されるのは2020年からのCPBL中信兄弟での活躍です。デポーラは5連敗を経て迎えた6登板目で快投を見せ、シーズン最初の勝利を挙げ、その後は圧倒的な成績を残します。2020年には16勝を挙げ、最優秀防御率や最多奪三振のタイトルも獲得。さらに2021年も26試合で16勝、防御率1.77を記録し、2年連続で同様の栄誉を手にしました。2022年には24試合に登板し、14勝4敗、防御率2.44を記録し、再びタイトルに輝きました。

そして2023年5月には、歴代最速となる通算50勝を達成し、ホセ・ヌーニェスの記録を更新する快挙も成し遂げています。彼はCPBLの舞台で圧倒的な存在感を放ち続け、数々のタイトルを獲得する実力派選手として知られるようになりました。

タイトルと記録

デポーラは、CPBLで最多勝利2回を含む数々のタイトルを持ち、最優秀防御率や最多奪三振など、数えきれない栄光を手にしています。彼の投手成績は年々向上しており、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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