ホタテーズ

ホタテーズの活動とメンバー

ホタテーズは、日本のお笑い界に一時期存在したユニークなコンビです。彼らはホリプロコム及び漫才協会に所属し、漫才を中心としたエンターテインメントで多くのファンを魅了しました。2021年の4月30日に解散するまでの軌跡やメンバーについて詳しく見ていきましょう。

メンバー概要

後藤 亮介（ごとう りょうすけ）

1986年5月26日生まれで、愛知県出身の後藤は、立ち位置が向かって右にあるメンバーです。173cmの身長と107kgの体重を持つ彼は、主にスポーツ観戦やDJを趣味として楽しんでいました。高校時代は野球部に所属し、特異なダイエットを経験しました。短期間で体重を90kgから60kgに減少させた彼は、モテたい一心でこの取り組みをしたとのこと。しかし卒業後にリバウンドし、元の体重に戻ったというエピソードは、彼の人生の一部を物語っています。

福祉専門学校を卒業後は、老人ホームでの勤務を経て、漫才の道に進出。かつては「アビリティモンキー」というコンビを組んでいましたが、2009年の解散後にホタテーズを結成しました。彼は酒が苦手で、漫才の中で「クズ芸人」のキャラクターを強調していました。2019年に結婚し、同年には父親としての人生もスタート。2021年にはM-1グランプリに出場したのち、フリーでの活動を選択し、2024年3月には芸人を引退すると発表しました。

川口 英之（かわぐち ひでゆき）

一方、1984年4月5日生まれの川口は、愛知県出身で立ち位置は向かって左側に座っていました。身長175cm、体重73kgの彼は、多彩な趣味を持ち、特にフィギュア遊びやゲーム、電車に興味を示していました。過去には「ダルメシアン」というコンビで活動していた時期もあります。

彼は特異な恐怖症を抱えており、指を指されるとその人物が不幸になるという人形を所有しているという奇妙なエピソードを持っています。解散後もピン芸人として活動を続け、彼自身の個性を生かした漫才スタイルが評価されました。

結成と活動

ホタテーズの結成は、両者が目黒笑売塾の同級生であることがきっかけでした。2009年に解散したそれぞれのコンビを経て、2010年に「ボストンミルク」という名で初の舞台を踏みました。その後、事務所の先輩である設楽統の勧めにより「ホタテーズ」という名前に改名され、彼らは新たなスタートを切ります。

彼らの漫才は、主に「クズ漫才」として知られ、特に後藤の発言や川口のツッコミが特徴的でした。後藤が自己卑下する発言をし、川口がそれを受け止めてツッコむというスタイルがウケて、多くの観客を笑わせました。また、彼らは時折、ネタの中で互いをいじり合うことで一層の親しみを感じさせることができました。

解散とその後

2021年4月30日、ホタテーズは解散を惜しまれながら発表しました。後藤はその後フリーでも活動を続け、新たなトリオを結成するも、2024年3月には芸人を引退することを明言しました。川口は引き続きピン芸人として活動しています。

ホタテーズはその独自のスタイルと個性で日本のお笑いシーンに一時期大きな影響を与えました。そして、彼らの活動は多くのファンの記憶に刻まれています。

もう一度検索