ホッケー女子日本代表

女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」の歴史

日本ホッケー協会が運営する女子フィールドホッケーのナショナルチーム、通称「さくらジャパン」について紹介します。このチームは、国内外のホッケー界での存在感を強めるため、数々の挑戦と成長を遂げてきました。

初参加からの道のり

さくらジャパンは1978年にワールドカップに初参加しました。それ以降、1992年からはオリンピック予選にも参加し始めましたが、初めてのオリンピック出場を果たすには予選を通過する必要がありました。残念ながら、1992年のバルセロナオリンピックから次の三大会では予選に進めず、厳しい現実に直面します。これを受けて、チームは安田善治郎監督を再任し、2004年アテネオリンピックを目指すこととなりました。

安田監督は「外国勢に勝つためには徹底的に走り抜くホッケー」を教え、選手たちの意識を高めます。その結果、2004年3月にはアテネへの出場権を獲得し、ホッケーの知名度向上に寄与しました。

大会での成功

アテネオリンピックで初出場を果たしたさくらジャパンは、本大会で8位に入賞し、そのパフォーマンスが注目を集めました。また、スポンサーとして日本マクドナルドが後援し、著名なアーティストによるサポートも受け、チームへの関心がさらに高まりました。

その後、2006年のワールドカップでは歴代最高位の5位を達成し、同年のアジア大会でも銀メダルを獲得しました。2008年には北京オリンピックに出場し、成長を続けました。

名前の由来と愛称

さくらジャパンという愛称は、2007年に全国から募集した中から選ばれました。多くの応募があり、その中から「親しまれ、愛され、気品と優しさを持つチームになれ」という願いが込められた結果、この名前が決定しました。

この名前は日本を代表する花である桜にちなんでおり、チームのアイデンティティに根ざしたものとなっています。北京オリンピックでは、メンバーの多くが天理大学ホッケー部に関係しているという背景も話題になりました。

近年の活動と成績

さくらジャパンは、2012年のロンドンオリンピック、2016年のリオデジャネイロオリンピックにも出場し、それぞれ9位という成績を収めています。しかし、2020年の東京オリンピックでは一次リーグで敗退する結果となり、今後の課題が浮き彫りになりました。

成績一覧

まとめ

ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」は、数々の挑戦と困難を乗り越え、国際舞台での存在感を増してきました。今後もさらなる飛躍が期待されるチームです。日本のスポーツ界において、さくらジャパンの今後の活動に注目が集まります。

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