ホベルト・ジュリオ・デ・フィゲイレド

ホベルト・ジュリオ・デ・フィゲイレド



ホベルト・ジュリオ・デ・フィゲイレド（Roberto Julio de Figueiredo）は、1979年2月20日生まれの元サッカー選手で、ブラジル出身です。彼は主にミッドフィールダーとして活躍し、特にボランチのポジションでその才能を発揮しました。彼のプロキャリアは1998年にAAポンチ・プレッタで始まりました。

プロキャリアの始まり



ホベルトはAAポンチ・プレッタで数年間プレーした後、2004年にアビスパ福岡に移籍しました。彼は福岡において豊富な運動量と熱意で中盤を支配し、特に2005年シーズンにはキャプテンとしての役割を果たし、J2リーグ準優勝とJ1昇格に貢献しました。2006年にはクラブの初外国人キャプテンとしてチームを牽引しました。

しかし、2007年には新監督のピエール・リトバルスキーにより、外国籍選手の枠の都合で放出されることとなり、彼の人気を証明するかのように多くのサポーターが彼を見送りました。退団後はブラジルでその後のキャリアを模索しました。

大分トリニータでの活躍



ホベルトは2007年7月、大分トリニータに加入します。このチームではMFエジミウソンと共に中盤のボランチとして非常に強力なコンビを組み、守備における力量を発揮しました。2008年には特に目覚ましい活躍を果たし、チームの安定した守備を支援しながらも攻撃の起点となる存在でした。この年、ナビスコ杯ではMVPとしてチームの初タイトル獲得に寄与しました。

ケガと復帰



その後、2009年には神戸戦での膝の負傷が響き、治療のためにブラジルへ帰国しました。この間、大分トリニータは彼の不在を乗り越えられず、深刻な不振に陥りました。そして、その年の後半にサガン鳥栖に期限付き移籍し、攻守の中心としてチームを支えましたが、契約満了により再び無所属の状態に戻りました。

2010年5月には横浜FCに加入し、そこで持ち味の守備力を発揮しながらチーム全体のプレーを円滑にする役割を果たしました。2011年にはFC東京へ完全移籍し、一時は主力として活躍したものの、再び膝の故障に見舞われます。4月に帰国し、その後の復帰には至らず、11月には契約解除に至りました。

現役引退



2012年、ホベルトは再度横浜FCの練習に参加し、復調が認められたことで再加入。しかし、再度の負傷に悩まされ、6月には現役引退を決断しました。彼にとってのサッカーキャリアの集大成として、引退セレモニーが7月に開催されました。

所属クラブ一覧



主なタイトル



ホベルトはそのキャリアを通じて、日本のサッカー界において重要な役割を果たした選手として、ファンの記憶に残り続けています。

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