ホームライナー (JR北海道)

ホームライナーの概要

ホームライナーは、北海道旅客鉄道（JR北海道）が手稲駅と札幌駅の間で運行している全車座席指定の快速列車です。この列車は通勤や通学に利用されることが多く、札幌近郊の通勤者にとって便利な存在となっています。札幌近郊の路線図では、その運行を示すために特定の記号が使用されています（■ A）。

運行状況

2023年3月18日のダイヤ改正時点では、手稲発札幌行きのホームライナーは3本（1号、3号、5号）あり、主に朝の7時から8時にかけて運行されています。これらの列車は、約30分ごとに手稲駅を出発し、途中停車する駅はありませんが、所要時間は普通列車とほぼ同じで、16分から18分程度です。

使用車両

ホームライナーには、主に札幌運転所を拠点にするキハ261系気動車（1000番台）が使用されています。通常、5両編成の3号が運行されており、それ以外の列車は4両編成です。編成の1号車はグリーン車指定席に設定されており、残りの車両は普通車指定席として運用されています。歴史的には、その他の車両も使用されていましたが、現在はキハ261系に統一されています。

料金体系

手稲駅から札幌駅まで乗車する際、普通車指定席料金は530円、グリーン車指定席料金は780円です。しかし、「在来線チケットレス座席指定券」を使用することで、普通車の料金が半額、グリーン車は60%の割引が適用されるため、よりお得に利用できる可能性があります。

歴史と変遷

ホームライナーの運行は、1985年に遡ります。この年に国鉄の特急型車両を用いて、手稲駅と札幌駅の間での運行が開始されました。当初は会員制の団体列車としてスタートしましたが、その後定員制列車に改められ、さらに乗車整理料金を設定しました。1988年には小樽始発の列車も運行されるようになりましたが、2023年までに手稲発の3本に集約されています。

重要な年表

• - 1985年8月12日: 手稲発札幌行きのホームライナー運行開始。
• - 1988年3月13日: 小樽始発の列車が追加。
• - 2017年3月4日: 上り列車全廃、手稲発の3本のみとなる。
• - 2023年3月18日: 全席座席指定制への移行、運行体系の大幅な見直し。

今後の予定

今後もホームライナーは多くの通勤者に利用され続けるでしょう。特に特急や快速列車との連携や、利便性向上のための様々な施策が期待されます。また、今後のダイヤ改正による運行体制の変更や料金体系の見直しについても注目が集まっています。

ホームライナーは、札幌圏での効率的な移動手段として、今後も重要な役割を果たしていくことを目指します。

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