ホーム&アウェイ (テレビドラマ)

『ホーム&アウェイ』

『ホーム&アウェイ』は、2002年10月7日から12月16日までフジテレビ系列の「月9」枠で放送された日本のテレビドラマです。主演は中山美穂で、全11回にわたり展開される物語です。

あらすじ

物語は、結婚を控えた中森かえでが独身最後の旅行を楽しむ場面から始まります。友人で元同僚の愛原町子と秋葉原りるとともに彼女たちは上海へ旅立ちます。しかし、帰国直前にかえでが婚約指輪を置き忘れ、彼女だけがひとり別の便で帰国することになってしまいます。マンションに帰り着こうとした際、隣人の夜逃げに巻き込まれ、気付くと彼女は北海道の広大な草原に立たされていました。

かえでは財布を車の中に忘れてしまい、携帯電話も馬に食べられてしまったため、連絡手段もなくなってしまいます。困難な状況の中、彼女の優しさと方向音痴が災いし、様々なトラブルに巻き込まれながらも、日本各地を転々とすることに。果たして結婚式を無事に挙げることができるのでしょうか？

東京では、かえでの弟学と友人たちが彼女の帰りを待ちつつ、留守宅で妄想にふける姿が描かれ、彼女の行く先々で出会う人々との交流を通じて、様々な愛のかたちを学んでいく様子も描かれています。

かえでの旅路

かえでが訪れる場所は多岐にわたります。第1回では上海から始まり、仙台や東京、さらには北海道へ。在庫のあるエピソードでは、無人島や青森、大阪、九州の温泉地、東京の寝台特急、松本市など、各地での出来事が織り交ぜられます。

特に、第6回では彼女が北九州市に立ち寄り、最終的には新宿から徳島、静岡を経て東京に戻り、結婚式の前日には帰宅するという流れになっています。

物語のキーアイテム

物語の進行の中で、かえでの苦境の根本的な原因が最終回で明らかになります。彼女が自身のスーツケースを手放さなければならなかった背景には、結婚式前の誘拐事件が関与しています。このスーツケースには、婚約者の身代金が詰められており、これによって物語は一層の緊迫感を増していきます。

キャスト

主演の中森かえで役は中山美穂が演じ、彼女の元同僚である町子役には西田尚美、りる役には酒井若菜がキャスティングされています。かえでの弟役には小泉孝太郎が起用され、彼女の婚約者役はアレキサンダー・マニングが担います。

制作情報

本作の脚本を担当したのは君塚良一、演出は澤田鎌作と羽住英一郎が務め、音楽は武部聡志が手掛けました。また、オープニングテーマにはday after tomorrowの「Hello, everybody!」、主題歌には同じく「My faith」が使用されており、ドラマ全体の雰囲気を盛り上げています。

内容は、結婚式を前にした女性の奮闘劇を描かれており、様々な人との出会いや経験を通じて成長していく様子が描かれています。物語の最終回では、かえでの旅がどのように人々の生活に影響を与えたのかが明らかになります。

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