ボカンですよ
『ボカンですよ』は、
1998年3月12日にバンプレストからリリースされたPlayStation用の
シューティングゲームです。
タイムボカンシリーズをモチーフにした本作は、第2作目となり、前作『
ボカンと一発!ドロンボー』のスタイルを踏襲しています。
ゲームの概要
本作では、プレイヤーは
ドロンボー一味を操って、善玉である
ヤッターマンたちと戦います。特徴的なのは、歴代の悪玉メカを駆使して、正義に挑戦するという点です。システムは前作と同様ですが、ストーリーには新たな要素が追加されており、前作にはないドクロベエや新オリジナルメカが登場します。プロデューサーの大山誉展は、シナリオに深みが生まれたと語っています。
ストーリー
ノーマルモード
ドロンジョは、善玉に「お前らに勝てるわけがない」と馬鹿にされる悪夢に苦しんでいました。そこで彼はボヤッキーにメカの準備を命じ、トンズラーには歴代善玉への挑戦状を送るよう指示します。三悪が再び反撃する理由は、シリーズ最強であることを証明するためです。
スペシャルモード
また、
ドロンボー一味のもとに、ドクロベエからの指令が届きます。歴代善玉を倒し、成功すれば
タイムボカンシリーズの主役として売り出すというもの。しかし実際は、ドクロベエの思惑が隠されていました。ドロンボーたちは、騙された事実に怒り、ドクロベエの秘密基地に襲いかかります。
ゲームモード
本作には、「ノーマルゲーム」と「スペシャルゲーム」という二つのモードがあります。ノーマルゲームは易しく、独自に善玉に挑戦することができます。一方、スペシャルゲームは難易度が高く、ドクロベエの指令を受けた
ドロンボー一味が善玉に挑みます。また、オプションとして各種設定を行うことができ、ビジュアルアニメの閲覧も楽しめます。
悪玉メカと特殊攻撃
プレイヤーの自機はステージごとに異なりますが、一度選んだメカは次のステージに持ち越すことはできません。ドクロ爆弾攻撃は強力で、前作から引き続いて使用できますが、被弾すると「おしおき三輪車」になってしまいます。ドクロ爆弾は二段階目に進化し、状況に応じた使い方が攻略の鍵となります。さらに、ドクロストーンを集めることで巨大メカに変身できる要素もあり、前作の経験者にも楽しめる新しい機能が追加されました。
キャラクターとアイテム
ゲームには多くの悪玉メカが登場し、それぞれにuniqueなドクロ爆弾と巨大メカがあります。アイテムも多彩で、武装を強化する「ドロンボーマーク」やシールドを回復する「ジュジャクの羽根」、さらには高得点を狙うための「ダイナモンド」などがゲームを盛り上げます。
アニメ制作スタッフと音楽
アニメーションの制作には、様々なクリエイターが関わっており、監督には
笹川ひろし、音楽には神保正明らが参加しています。声優陣も豪華で、ドロンジョ役の
小原乃梨子をはじめ、主要キャラクターたちが名声優によって演じられています。主題歌「
ボカンと一発!ドロンボー」は、作品を盛り上げる楽曲として親しまれています。
このように『ボカンですよ』は、キャラクターの魅力やゲームの楽しさが詰まった作品で、シリーズのファンにはたまらない一作となっています。