ボクらの太陽

ボクらの太陽（ぼくらのたいよう）

『ボクらの太陽』は、コナミが開発したゲームボーイアドバンス用アクションRPGで、後にシリーズ化されました。この作品は小島秀夫の監督・プロデュース作品であり、作品全体に彼の独自のセンスが光ります。特に目を引くのは、カートリッジに内蔵された太陽光センサーで、ユーザーが太陽光（紫外線）を利用することで、ゲーム内にさまざまな影響をもたらす仕組みです。

ゲームの特徴

『ボクらの太陽』は、日中にゲームをプレイできない場合には、ストーリーの進行が滞ることもありますが、この仕組みが携帯ゲーム機の魅力を最大限に活かしています。一般的なRPGやアクションゲームとは一線を画し、時間や環境に応じて変化するゲーム体験を提供します。また、ゲームボーイプレーヤーでもプレイ可能です。

シリーズの続編『ボクらの太陽 Django & Sabata』では、太陽センサーが廃止され、その代わりにダブルスロット機能が搭載されました。これにより、過去作のカートリッジをニンテンドーDS及びDS Liteに挿入することで、太陽センサーを活用したプレイが可能になりました。

ストーリーの流れ

物語は、かつて太陽が存在した世界から始まります。太陽が闇に覆われ、生と死のサイクルにアンデッドや闇の一族が絡むことで暗黒時代が訪れました。主人公のジャンゴは、父の形見である太陽銃「ガン・デル・ソル」を手に、ヴァンパイア・ロード伯爵に立ち向かいます。父の仇を討つため、死の都イストラカンでの冒険が繰り広げられます。

続編『続・ボクらの太陽』では、ジャンゴが故郷のサン・ミゲルを目指す中、謎のヴァンパイアに遭遇し、太陽銃を奪われるという展開が待ち構えています。新たな仲間である魔女の少女ザジと共に、さらなる冒険が繰り広げられ、さまざまな困難に立ち向かいます。

『新・ボクらの太陽』では、ジャンゴが地下牢に囚われている間、サバタの力を利用しようとするイモータルの陰謀に立ち向かいます。物語の中で、兄弟の絆や信頼が試される場面が描かれます。

最終的に『ボクらの太陽 Django & Sabata』では、星々の文明が混在する未来的な設定となり、さらなる冒険が待ち受けることになります。ジャンゴとサバタは、死と復活を繰り返しながら互いに助け合い、太陽の光を取り戻すために戦います。

登場キャラクター

• - ジャンゴ: 主人公で、父の教えを受け継ぐ太陽少年。
• - おてんこさま: 光を司る星霊で、ジャンゴを導く存在。
• - サバタ: ジャンゴの宿敵であり、彼と運命を共にする兄。
• - リタ: 大地の巫女として太陽樹を守るキャラクター。
• - カーミラ: 石化能力を持つ魔女で、物語に登場します。
• - ザジ: 明るい性格を持つ若い魔女で、ジャンゴたちの仲間。

作品リスト

1. ボクらの太陽（GBA、2003年7月17日発売）
2. 続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ（GBA、2004年7月22日発売）
3. 新・ボクらの太陽 逆襲のサバタ（GBA、2005年7月28日発売）
4. ボクらの太陽 Django & Sabata（DS、2006年11月22発売）

『ボクらの太陽』シリーズは、そのユニークなシステムとストーリー展開で、多くのファンに支持されています。また、ゲームのコミカライズや他作品とのコラボレーションも行われており、今なおその影響力は色褪せません。

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