ボリスラフ・ミハイロフ

ボリスラフ・ミハイロフは、1963年2月12日にブルガリアの首都ソフィアで生まれた元サッカー選手です。現役時代はゴールキーパー（GK）として活躍し、ブルガリア代表のキャプテンも務めました。

選手経歴

1981年、ミハイロフはレフスキ・ソフィアに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。レフスキ・ソフィアでは、ブルガリアリーグとブルガリアカップをそれぞれ3度制覇するなど、数々のタイトルを獲得。1986年には、ブルガリア年間最優秀選手にも選出されました。

その後、ミハイロフは国内外の複数のクラブでプレー。1995年には、イングランドのレディングFCに、当時のクラブ史上最高額となる8万ポンドの移籍金で加入しました。

ブルガリア代表としては、1983年5月4日のキューバ代表戦でデビュー。1990年から6年間は代表キャプテンを務め、1994 FIFAワールドカップやUEFA EURO '96などの主要大会に出場しました。1998年9月5日のアルジェリア代表戦が、代表としての最後の試合出場となりました。代表でのキャップ数は102を数え、これは当時のブルガリア代表最多出場記録でしたが、後にスティリアン・ペトロフによって更新されました。

引退後

引退後、ミハイロフはサッカー界に留まり、2005年からはブルガリアサッカー連合の会長を務めました。さらに、2011年からはUEFA（欧州サッカー連盟）の実行委員会のメンバーにも選出されました。

しかし、2019年10月14日、UEFA EURO 2020予選のイングランド代表戦において、サポーターによる人種差別事件が発生。この事件により試合が2度中断される事態となりました。この事態を受け、ブルガリアの首相はサポーターの行動を非難するとともに、ミハイロフに対し会長職の即時辞任を勧告。これを受け、ミハイロフは翌15日に会長職を辞任しました。

人物

ミハイロフの妻は、新体操選手のペトロバです。また、息子のニコライ・ミハイロフもサッカー選手として活躍しており、リヴァプールFCやFCトゥウェンテなどに所属していました。

選手時代は頭頂部の禿げ上がった頭がトレードマークでしたが、フランス2部リーグのFCミュルーズに所属していた当時、1万ポンド以上を費やして頭髪の植毛を行ったことでも知られています。

代表歴

1986 FIFAワールドカップ
1994 FIFAワールドカップ
* 1998 FIFAワールドカップ

国際Aマッチ 98試合 0得点（1983年-1998年）

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