ボルズナー(
ウクライナ語:Борзна́)は、「早河」を意味し、
ウクライナ北部の
チェルニーヒウ州、ボルズナー地区に位置する都市です。ボルズナー川の支流、ボルゼーンカ川の河岸に広がっています。
2006年の時点で、市域面積は約160平方キロメートル、人口は約12,900人でした。
自然
ボルズナーは、穏やかな自然環境に恵まれています。ボルゼーンカ川が市を流れ、周辺地域には肥沃な農地が広がっています。
歴史
ボルズナーの歴史は
16世紀に遡ります。当初は小さな集落でしたが、
1634年に自治権を獲得し、都市としての地位を確立しました。17世紀中頃の
1648年から
1649年にかけては、コサック国家
ボルズナー連隊の連隊庁所在地となり、政治・軍事の中心地として機能しました。しかし、その後、
ボルズナー連隊はチェルニーヒウ連隊とニージン連隊に再編され、連隊庁所在地としての役割を終えました。
文化
ボルズナーには、歴史的な建造物や文化施設が点在しています。地元の博物館では、ボルズナーの歴史や文化に関する展示が行われています。また、伝統的な祭りやイベントも開催され、地域住民の交流の場となっています。
参考文献
伊東孝之・井内敏夫・中井和夫(編)『ポーランド・ウクライナ・バルト史』、世界各国史、山川出版社、1998年.
黒川祐次『物語
ウクライナの歴史』、中央公論新社、2002年.
外部リンク
([ウクライナ]]語)[ボルズナー市 // チェルニーヒウ州公式サイト
(英語)
ボルズナー // ウクライナ百科事典