ボンLRT

ボンLRT（Stadtbahn Bonn）

ボンLRTは、ドイツのボン市で運行されているライトレール（ドイツ語ではStadtbahnと呼ばれる）です。ボン市が出資するボン市交通公社（SWB）が運営しており、全部で6系統（路面電車と定義されている路線は除く）が存在します。

概要

ボン中央駅から南東方面へ5駅が地下化されており、各方面からの路線がこの地下区間に乗り入れています。この構造が、ボンLRTの運行における重要な特徴となっています。

各路線の特徴

ボンLRTの各路線は、それぞれ異なる特徴を持っています。

ケルン方面への路線: ライン川沿いを北上する路線は、かつて都市間電車であったケルン・ボン鉄道（KBE）の路線を組み込んだものです。ケルンのシュタットバーンとの相互乗り入れを行っており、以下の系統が運行されています。
16系統: ライン川沿いを走行
63系統: 16系統の区間便で、タンネンブッシュ中で折り返し
18系統: 山麓を走行
68系統: 18系統の区間便で、ボルンハイム（Bornheim）で折り返し

ジークブルク方面への路線: ライン川を越え、さらに北東に位置するジーク川を越えて、郊外都市ジークブルク（Siegburg）へ向かう路線は、以下の系統が運行されています。これらの路線は、郊外電車であるジーベンゲビルクス鉄道（SSB）の路線の一部を組み込んだものです。
66系統
67系統

2000年にフランクフルト・アム・マインとケルンを結ぶICE専用の高速新線が開通し、ジークブルクに新たな停車駅が設けられました。これにより、66系統はICEの駅とボン中心部を結ぶ重要な役割を担うようになりました。

南方面への路線: ボンの南側、ライン川左岸に位置するバート・ゴーデスベルク（Bad Godesberg）からは、以下の系統が乗り入れています。これらの路線は、かつて存在したボン・バートゴーデスベルク・メーレム電気軌道の一部区間を組み込んだものです。
16系統
63系統
67系統

バート・ホネフ方面への路線: ライン川右岸のバート・ホネフ（Bad Honnef）からは、66系統が乗り入れています。

関連項目

路面電車の走る街の一覧

外部リンク

ライン・ジーク運輸連合 (VRS) の公式サイト（ドイツ語）
ボンの鉄道史など（ドイツ語）

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