ポイズンピンク

ポイズンピンク

『ポイズンピンク』は、2008年に発売されたシミュレーションRPGです。キャラクターデザインはtomatika氏、映像製作は白組が担当。海外版では『Eternal Poison』というタイトルで発売されています。

ストーリー

物語は、聖バルダミアン王国とスターグ教圏国家の境界に突如出現した古代都市遺跡「獄界ベセク」から始まります。同時期に、聖バルダミアン王の娘であるルナーシェ姫が失踪。王は、姫をベセク最深部から救出した者に望む褒美を与えると宣言します。この宣言をきっかけに、それぞれの目的を持つ主人公たちがベセクを目指すことになります。

物語は主人公によって内容や結末が異なり、全ての主人公の物語を終えることで、全ての謎が解き明かされるという構成になっています。

登場キャラクター

テージ編

テージ: テージ編の主人公。魔道書「リベル・ウェスペル」の完成と「究極の毒（パーフェクトパフューム）」の入手を目指し、ベセクに足を踏み入れます。魔法に精通しており、若くして超然とした態度を崩しません。
ラナンキュラス / ラキ: テージ編の仲間。「銀狼」「導きの賢者」と呼ばれる高位の魔神で、テージをベセク最深部へと誘います。
ルティカ: テージ編の仲間。ベセク入り口付近でテージと出会い、従属契約を結んだ少年。魔神を憎んでおり、母親の仇討ちのために究極の毒を求めています。

オリフェン編

オリフェン: オリフェン編の主人公。バルド国の騎士団長で、ルナーシェの婚約者。姫の安否を気遣いつつも、本来の気さくな一面を見せるようになります。
リバト: オリフェン編の仲間。聖バルド教の最年少教皇候補。魔神に怯える一方、ベセクに詳しいという一面も持ち合わせています。
ローグ: オリフェン編の仲間。オリフェンの騎士仲間であり親友。竜の呪いを受けており、オリフェンの負い目となっています。
マリィ: オリフェン編の仲間。絶滅したディーグ族の生き残りで、オリフェンとは繋がりがあります。勝気な性格で、オリフェンと衝突することも。

ハーシュ編

ハーシュ: ハーシュ編の主人公。聖バルド教の神官戦士。ルナーシェとは姉妹の関係ですが、教皇の命でベセクに潜入します。もう一人の人格に苦しめられています。
グリン: ハーシュ編の仲間。ハーシュの幼馴染であり、理解者。ハーシュを第一に考えるあまり、他者には懐疑的な態度を取ります。
レイナ: ハーシュ編の仲間。教皇から与えられた弓使い。究極の毒を求める別の人物と入れ替わっており、グリンとは衝突が絶えません。

ロンデミオン編

ロンデミオン: ロンデミオン編の主人公。魔神退治を生業とする傭兵で、かつての英雄と同名です。

その他

デュファストン: 獄界ベセクが現れた領地を治める侯爵。主人公たちを支援します。
ルナーシェ: 魔神に連れ去られた姫。
聖バルド王: 聖バルダミアン王国の国王。
アカーヤス: アジト内にある椿姫の館を運営する女性。
イアリー: アジト内にあるコルナ亭を運営する女性。
ウー: ウー・ザ・ショップを運営するクク族の老人。

システム

ポイズンピンク

魔神を捕獲することで得られるアイテム。魔神のHPをギリギリまで削り、拘束することで捕獲コマンドが出現します。捕獲した魔神は、アジト内の椿姫の館で魔神粉砕機にかけられ、ポイズンピンクを抽出できます。魔神はPPを抽出せずにパーティーに加えたり、解体して武器にスキルを付与することも可能です。

双撃

同一の魔神を攻撃範囲に収めた未行動状態の仲間が2人以上いる場合に使用可能なシステム。2人で同時攻撃を行います。経験値が得やすく、敵の物理耐性の影響を受けにくいなどのメリットがあります。

舞台

アジト: ベセクにとらわれていた人々を保護する場所。装備変更や魔神辞典の確認ができます。
コルナ亭: ミニゲームを楽しめる酒場。クリア状況に応じてギャラリーが開放されます。
ウー・ザ・ショップ: アイテムショップ。
道楽者の演奏所: ベセクにとらわれていたバンドマンが音楽を奏でてくれる場所。
獄界ベセク: 魔神がうろつく古代都市遺跡。多くの人間が囚われています。

用語

聖バルド教: 女神アトーナを信仰する宗教。
スターグ教: 聖バルド教から枝分かれした多神教。
* クク族: クマのような容姿の獣人種族。

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