ポリャールヌイ海軍基地

ポリャールヌイ海軍基地

ポリャールヌイ海軍基地はロシア連邦のムルマンスク州に位置し、北方艦隊の中心的な基地です。この基地はムルマンスクから北へ約35キロメートルの距離にあり、北方艦隊に所属するほぼすべての艦艇がここを母港としています。また、ポリャールヌイはコラ諸兵科連合小艦隊の拠点でもあり、その戦略的重要性からも発展しています。

基地の具体的な特徴

ポリャールヌイ海軍基地には多くの艦艇が配備されており、その中でもいくつかの特徴的な艦艇を以下に紹介します。具体的には、対潜艦、揚陸艦、潜水艦、ミサイル艦、掃海艇など多岐にわたります。

第2対潜艦師団

この師団には、ウダロイ型の大型対潜艦が多く所属しており、特に以下の艦が挙げられます：

• - アドミラル・チャバネンコ (艦番号650)：ウダロイII級で、1999年に配備。
• - アドミラル・レーフチェンコ (艦番号605)：ウダロイ級、1988年配備。
• - アドミラル・ハルラーモフ (艦番号678)：1989年に配備された同級艦。
• - ビチェ・アドミラル・クラコフ (艦番号626)：1981年に配備され、2010年に改修を受けた。
• - セヴェロモルスク (艦番号619)：1987年に配備された実力派。

第121揚陸艦旅団

揚陸艦も重要な役割を果たしており、以下の艦が配備されています：

• - BDK-45 ゲオールギイ・ポベドノーセツ (艦番号016)：775型大型揚陸艦で1985年配備。
• - BDK-55 アレクサンドル・オトラコーフスキイ (艦番号031)：775型、1978年に配備され、現在修理中。
• - BDK-91 オレネゴールスキイ・ゴルニャーク (艦番号012)：1976年に配備。

第161潜水艦旅団

潜水艦も重要な存在であり、以下の艦がその部隊に所属します：

• - B-177 リペツク（改キロ級）：1991年に配備。
• - B-401 ノヴォシビルスク（キロ級）：1984年に配備。
• - B-402 ヴォログダ（キロ級）：1984年に配備。

第7水域警備艦旅団と掃海艇

この基地には掃海艇も多くあります。具体的には、以下の艦艇が配備されています：

• - BT-50 エリニャ (艦番号454)：1986年配備の12650型掃海艇。
• - BT-97 ポリャールヌイ (艦番号402)：1984年に配備。
• - ウラジミール・グマネンコ（艦番号811）：2000年配備の12660型海洋掃海艇。

文化的影響

ポリャールヌイ海軍基地は、文化的にも影響を与えています。例えば、2018年に公開された映画『ハンターキラー 潜航せよ』では、基地を舞台にしたストーリーが展開され、ロシア大統領が拘束されるという緊張感のある情景が描かれています。

ポリャールヌイ海軍基地は、その戦略的価値、配備されている艦艇の多様性、および文化的な影響により、ロシア連邦における重要な拠点であると言えるでしょう。

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