ポルタフォルトゥナ

ポータフォーチュナ：輝かしい競走馬の軌跡

2021年1月23日生まれのアイルランド産競走馬、ポータフォーチュナ。その名は、幸運の扉を意味するかの如く、数々の輝かしい勝利を手にしました。2歳シーズンからその才能を開花させ、3歳シーズンにはG1競走を3連勝するなど、類まれな強さを示しています。

2歳時（2023年）の活躍

デビュー戦となる4月の未勝利戦を快勝で飾ると、続く5月のフィリーズスプリントステークス（G3）では、後方から追い込んできた強豪をクビ差退け、重賞初制覇を達成しました。勢いに乗って臨んだ6月のアルバニーステークス（G3）でも勝利し、重賞2連勝を飾ります。鞍上には名手ランフランコ・デットーリが乗り、この勝利でロイヤルアスコット開催80勝という偉業を達成しました。その後、フェニックスステークス（G1）では2着、モイグレアスタッドステークスでは3着と惜しくも勝利を逃すレースが続きました。しかし、9月のチェヴァリーパークステークス（G1）では、2ハロン地点で抜け出すと後続を突き放し、念願のG1初制覇を成し遂げました。その後、アメリカ遠征に出場したブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフでは2着と健闘しました。

3歳時（2024年）の快進撃

3歳シーズンは、5月の英1000ギニーから始まりました。レースでは2着に敗れましたが、続くロイヤルアスコット開催のコロネーションステークス（G1）では、英仏1000ギニー馬を抑えて優勝、G1・2勝目を挙げました。続くファルマスステークス（G1）では、圧倒的な強さで3馬身3/4差をつけて圧勝し、G1・3勝目を達成します。そして地元アイルランドで行われたメイトロンステークス（G1）では、同世代の強豪を相手に1馬身差をつけて勝利し、G1・3連勝、通算4勝目を達成しました。

今後の展望

順調に進めば、次走はBCマイルへの出走を予定しています。これまでに見せてきた圧倒的な強さを武器に、更なる高みを目指し、世界の舞台で活躍してくれることが期待されています。ポータフォーチュナという名の通り、彼女がこれからも数々の幸運を呼び込み、更なる栄光を掴むことを願っています。

競走成績と血統表は、JBISサーチとRacing Postで確認できます。

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