ポルト・ディヴリー駅

ポルト・ディヴリー駅について

ポルト・ディヴリー駅（Porte d'Ivry）は、フランス・パリの第13区に位置する地下鉄の駅で、メトロ7号線の一部です。この駅は1931年4月26日に開業し、当初はポルト・ド・ショワジー駅からの延伸区間の終端駅として設置されました。その後1946年には、メリー・ディヴリー駅へ向かう支線が開通し、今の形に至ります。

駅名の由来

駅名は19世紀中頃に建設されたティエールの城壁に存在する門の名称に由来しています。「ポルト・ディヴリー」という名称は「イヴリー門」を指し、歴史的な背景がある地名として地域に親しまれています。

アクセスと構造

ポルト・ディヴリー駅のホーム構造は2面3線であり、乗客は複数の出入口を使って駅にアクセスできます。出入口は4か所あり、ポルト・ディヴリー通りの50番地および53番地には階段のみの出入り口が、イヴリー通り1番地には1か所の出入口があります。また、メリー・ディヴリー駅方面へのアクセスにはエスカレーターが設置されているマッセナ大通り72番地の出入口も用意されています。

利用状況

2011年の年間乗車人員は約190万人で、2013年には186万人となりました。この数値はパリメトロ全体で256番目の利用者数に位置づけられています。

鉄道路線とトラム

ポルト・ディヴリー駅は、メトロ7号線とともに、2006年12月16日から利用可能になったパリ・トラム3a号線も接続しています。このトラムのホームは、相対式2面2線の構造で、住民や訪問者にとって便利な交通手段となっています。

周辺情報

駅周辺にはポルト・ディタリーやパリのアジア人街、ジョルジュ・カルパンティエ・ホールなど、多様な文化やコミュニティの魅力が溢れています。特にアジア人街は、食文化や商業施設が充実しており、観光客や地元の人々に人気があります。

バス路線

公共交通機関のシステムでは、パリ交通公団（RATP）のバス27系統や83系統が運行されています。夜間にはノクティリアン（深夜バス）のN31系統も設定されており、終電後にもアクセスが可能です。

隣の駅

ポルト・ディヴリー駅の隣には、メトロ7号線のポルト・ド・ショワジー駅とピエール・エ・マリー・キュリー駅が位置しています。これらの駅も利用することで、パリ市内の移動がさらにスムーズになります。

このように、ポルト・ディヴリー駅はその便利な交通網と周辺環境によって、多くの利用者に愛されている地域の拠点となっています。訪れる人々にとっても、パリの文化と歴史に触れられる場所として貴重な存在です。

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