ポレージネ・ジベッロ
イタリア共和国、
エミリア=ロマーニャ州の
パルマ県に位置する
基礎自治体であり、その正式名称は
イタリア語で Polesine Zibello と表記されます。この
コムーネには、およそ3,100人の人々が暮らしています。
設立の経緯
ポレージネ・ジベッロは、近年
イタリア国内で進められている
コムーネ(
基礎自治体)の再編・統廃合プロセスを経て設立されました。具体的には、
2016年1月1日付けで、それまで独立した行政単位であった旧ポレージネ・パルメンセ(Polesine Parmense)と旧ジベッロ(Zibello)という二つの
コムーネが合併し、一つの新たな自治体として誕生しました。この合併は、行政サービスの効率化などを目的として行われました。
地理
パルマ県の北部に位置するポレージネ・ジベッロは、複数の自治体と境界を共有しています。隣接する
コムーネには、
パルマ県内のものだけでなく、近隣の県に属する自治体も含まれます。具体的に隣接している
コムーネは以下の通りです。
ブッセート (Busseto)
ピエーヴェ・ドルミ (Pieve d'Olmi) - クレモナ県 (CR) 所属
ロッカビアンカ (Roccabianca)
サン・ダニエーレ・ポー (San Daniele Po) - クレモナ県 (CR) 所属
ソラーニャ (Soragna)
スターニョ・ロンバルド (Stagno Lombardo) - クレモナ県 (CR) 所属
ヴィッラノーヴァ・スッラルダ (Villanova sull'Arda) -
ピアチェンツァ県 (PC) 所属
このように、地理的には他の県に属する
コムーネとも密接な関係を持っています。
気候および地震リスク
イタリア国内の地域別の気候分類において、ポレージネ・ジベッロは「zona E」に区分されています。これは、特定の気候指標に基づいた分類であり、特に暖房設備の運用に関連する暖房度日(Grado Giorno, GG)は2376と算出されています。
また、
イタリア国内における地震リスク評価においては、「zona 3」に分類されています。この分類は「sismicità bassa」と説明されており、比較的地震活動が低い地域であることを示しています。しかし、完全にリスクがないわけではなく、地域によっては地震に対する備えが重要となります。
行政区分
ポレージネ・ジベッロは単一の
基礎自治体として運営されており、その役場機能(sede comunale)は旧
コムーネであったジベッロに置かれています。
コムーネの内部構成として、ポレージネ・ジベッロにはいくつかの「
分離集落(フラツィオーネ, frazione)」が存在します。これらは
コムーネ全体を形成する比較的小さな集落や地区の集まりです。ポレージネ・ジベッロを構成する主な
分離集落は以下の通りです。
Ardella
Ardola
La Motta
Ongina
Pieveottoville
Polesine Parmense (旧
コムーネ)
Santa Croce
Santa Franca
Vidalenzo
* Zibello (旧
コムーネであり、
コムーネ役場所在地)
旧ポレージネ・パルメンセと旧ジベッロは、合併後も新たな
コムーネ内の重要な
分離集落として位置づけられています。これらの
分離集落それぞれが、独自の地域性を有している可能性があります。