ポンテデウメ

ポンテデウメ（Pontedeume）

ポンテデウメは、スペインのガリシア州、ア・コルーニャ県に位置する自治体です。コマルカ・ド・エウメに属し、美しい自然と豊かな歴史を持つ地域として知られています。住民呼称はeumés/-esa、またはpontedeumés/-esaで、カスティーリャ語ではPuentedeume（プエンテデウメ）と表記されます。

地理

ポンテデウメは、ア・コルーニャ県の北部に位置し、コマルカ・ド・エウメに属しています。北はリア・デ・アーレスに面し、東はカバーナス、モンフェーロ、南はミーニョ、ビラルマイヨールと隣接しています。自治体の中心地区はポンテデウメ教区のポンテデウメ地区です。ポンテデウメはベタンソス司法管轄区に属しています。

人口

ガリシア統計局によると、2011年の人口は8,342人でした。近年、人口は減少傾向にありますが、依然として多くの人々がこの地で生活しています。

歴史

この地には古くから人が定住しており、カストロ文化の遺跡や遺物が数多く残されています。カルボエイラやセントローニャのカストロなどがその代表例です。ローマ文化の痕跡も確認されており、1950年にはセントローニャ教区でローマのヴィラの遺構が発見されました。

ポンテデウメに関する最も古い記録は、1270年のクリスマスにカスティーリャ王であるアフォンソ10世賢王によって、この地区の住民に自治都市の創設が許可されたというものです。1371年には、エンリケ・デ・トラスタマラがフェルナンド・ペレス・アンドラーデにseñorío da vilaを与えました。現在、この地域はフラガス・ド・デウメ自然公園として保護されており、アンドラーデ城やアンドラーデの塔などの歴史的建造物が観光名所となっています。

政治

現在の自治体首長は、ガリシア国民党（PPdeG）のガブリエル・トレンテ・ピニェイロ氏です。2011年の自治体選挙結果では、ガリシア国民党が8議席、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）が3議席、ガリシア民族主義ブロック（BNG）が2議席を獲得しました。

史跡・名所

アンドラーデ城（Castelo de Andrade）: ノゲイローサ教区にある、中世のアンドラーデ一族の城砦跡です。歴史を感じさせる佇まいが魅力です。
アンドラーデの塔（Torreón de Andrade）: 市街地にある、アンドラーデ一族のvilaの建物です。ポンテデウメの象徴的な建造物の一つです。

教区

ポンテデウメは以下の8つの教区に分かれています。太字は自治体中心地区のある教区です。

セントローニャ (Santiago)
ベルムイ (San Fiz)
ビケイロ (Santa María)
ブレス (San Estevo)
カベソ (Santa María)
カンポロンゴ (San Xulián)
ノゲイローサ (San Salvador)
ポンテデウメ (Santiago)

ポンテデウメは、豊かな自然と歴史的な魅力が融合した、訪れる人々を魅了するスペインの美しい自治体です。

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