ポントゥス・ヴェアンブローム

ポンタス・ウェルンブローム

ポンタス・アンデシュ・ミカエル・ウェルンブローム（Pontus Anders Mikael Wernbloom, 1986年6月25日 - ）は、スウェーデン・クングエルブ出身の元サッカー選手。現役時代のポジションは主にミッドフィールダー。

クラブ経歴

キャリア初期

地元のIKコンガヘッラを経て、2004年にIFKヨーテボリのユースチームに加入。2005年にトップチームへ昇格しました。2006年シーズンには開幕戦で先発出場を果たしますが、監督交代に伴い出場機会が減少。2007年夏にFWへポジションを変更したことが転機となり、再び先発の座を掴みます。ニクラス・アレクサンデションらと共にリーグ優勝に貢献しました。国内カップ戦では決勝に進出するも、カルマルFFに敗れ2冠達成はなりませんでした。

2008年シーズンもFWとして起用され、リーグ戦で8得点を記録。チームはリーグ3位に終わりましたが、国内カップ戦決勝でカルマルFFを下しタイトルを獲得。PK戦では、自身が勝利を決める最後のPKを成功させました。2009年シーズンはトップ下へポジションを移し、夏の中断期間までに5得点を挙げる活躍を見せました。

AZアルクマール

2009年4月、オランダ・エールディヴィジのAZアルクマールと4年契約を締結。シーズン序盤は怪我の影響もあり控えでの出場が主でしたが、ディック・アドフォカート監督の就任以降は先発に定着。加入1シーズン目は23試合に出場し、チームのUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献しました。2010年2月にはリーグ戦初得点も記録しています。

2010-11シーズンは、ヘルトヤン・フェルベーク監督の下で、マールテン・マルテンスや同胞のラスムス・エルムらと中盤を形成。UEFAヨーロッパリーグでは本大会進出に貢献しました。リーグ戦ではチームは4位となり、再びUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得。

2011-12シーズンは、リーグ戦で4得点、UEFAヨーロッパリーグ予選で2得点と、得点能力を発揮。本戦のグループリーグでも2得点を挙げ、チームのグループリーグ突破に貢献しました。

CSKAモスクワ

2012年1月、ロシア・プレミアリーグのPFC CSKAモスクワへ移籍。2月にはUEFAチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦で移籍後初出場を果たし、同点ゴールを挙げる活躍を見せました。シーズン後半にはレギュラーを掴みましたが、チームはリーグ3位に終わり、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃しました。

PAOK

2018年8月16日、PAOKテッサロニキへ3年契約でフリー移籍。

ヨーテボリ復帰と引退

2020年8月21日、IFKヨーテボリに復帰。2021年7月14日、現役引退を表明しました。

代表経歴

2006年5月、U-21スウェーデン代表に初招集。デビュー戦で初得点を記録しました。UEFA U-21欧州選手権2009では、準決勝まで進出。

2007年1月には、A代表に初招集され、エクアドル代表戦で初出場。2010年9月には、UEFA EURO 2012予選のハンガリー戦で2得点を挙げ、勝利に貢献しました。2011年10月のオランダ戦では、勝利し本大会進出を決めました。

タイトル

IFKヨーテボリ

アルスヴェンスカン：2007
スウェーデンカップ：2008
スヴェンスカ・スーペルクーペン：2008

AZアルクマール

ヨハン・クライフ・シャール：2009

PFC CSKAモスクワ

ロシア・プレミアリーグ：2012-13, 2013-14, 2015-16
ロシア・カップ：2012-13
ロシア・スーパーカップ：2013, 2014

PAOK

ギリシャ・スーパーリーグ：2018-19
キペロ・エラーダス：2018-19

個人

スウェーデン年間最優秀MF賞：2010

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