ポーズ! 〜マドンナのバックダンサーたち〜

『ポーズ! 〜マドンナのバックダンサーたち〜』(原題: Strike a Pose)は、ベルギーとオランダが共同で制作したドキュメンタリー映画です。2016年の第66回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門で上映され、観客の心をつかみました。監督はエスター・グールドとレイエル・ズヴァンが務め、1990年に開催されたマドンナの伝説的なBlond Ambition Tourに参加したバックダンサーたちのその後を追っています。

あらすじ

映画は、ツアーから25年後のダンサーたちの姿を映し出します。彼らはそれぞれ、映画、テレビ、舞台など、様々な分野で活躍していますが、人生の中心には常にダンスがありました。しかし、光輝く舞台の裏側では、様々な苦悩も抱えていました。HIVに感染した者、薬物依存に苦しんだ者、家を失った者もいます。映画には、ケヴィン・ステア、カールトン・ウィルボーン、ルイス・カマチョ、ホセ・グティエレス・エクストラバガンザ、サリム・ガウルース、オリバー・クルムズの6人が登場します。ツアーに参加したダンサーの一人、ガブリエル・トルピンは、エイズの合併症により1995年に亡くなっています。映画では、彼の母親が出演し、息子への思いを語っています。

制作の背景

この映画は、アムステルダムで開催される国際ドキュメンタリー映画祭（IDFA）のフォーラム・アワードから資金提供を受けています。CTM DocsとThe Other Roomが、セレンディピティ・フィルムズとNTRの協力を得て制作しました。第66回ベルリン国際映画祭で初公開され、パノラマ・オーディエンス・アワードの銀賞を受賞しています。

受賞とノミネート

映画は、その感動的な内容と、LGBTQ+コミュニティへの貢献が評価され、数々の賞を受賞、ノミネートされています。

最優秀LGBT映画 - Key West Film Festival
年間最優秀クィア映画（2016年） - Merlinka festival
ゴールデン・アテナ（ノミネート） - Athens International Film Festival
オーディエンス・アワード（ノミネート） - Hot Docs Canadian International Documentary Festival
オーディエンス・アワード（ノミネート） - Berlin International Film Festival

『ポーズ! 〜マドンナのバックダンサーたち〜』は、華やかな舞台の裏に隠された苦悩、友情、そして希望を描いた感動的なドキュメンタリーです。マドンナのファンはもちろん、人生の困難に立ち向かうすべての人に勇気を与える作品と言えるでしょう。

外部リンク

公式サイト
* ポーズ! 〜マドンナのバックダンサーたち〜 - IMDb（英語）

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