ポール・デイ

ポール・デイについて

ポール・デイ（Paul Day）は、1956年4月19日生まれのイギリス出身のシンガーです。彼はヘヴィメタル界の重鎮、アイアン・メイデンの初代ボーカリストとして知られています。彼の音楽キャリアは、1975年のアイアン・メイデン結成からスタートしますが、様々なバンドでの経験を通じて、多彩な音楽スタイルを展開しています。

経歴

ポール・デイは1975年12月、スティーヴ・ハリスと共にアイアン・メイデンを結成し、初代ボーカルとして参加しました。しかし、翌年には「カリスマ性が不足している」との理由で解雇されてしまいます。その後、デイは音楽活動を続ける決意をし、1981年にはモアというバンドを結成します。このバンドには、アイアン・メイデンの元ギタリストのポール・トッドやデフ・レパードのドラマーであるフランク・ヌーンも参加しました。

1983年にはワイルドファイアーに加入しましたが、翌年には再び脱退。その後、1985年にはスウィートというバンドに参加し、さらなる音楽的探求を続けました。1986年にはオーストラリアに移住し、様々なバンドでリードボーカルを担当しました。

特筆すべきは、2017年12月29日にロンドンで行われたアイアン・メイデンのオリジナルラインアップによる再会です。これが実現したのは42年ぶりの出来事であり、ファンや音楽界にとって感慨深い瞬間となりました。なお、ドラムのロン・マシューズはこの際には不在でしたが、デイは長い時間を経ての再会を楽しんだとされています。

現在、ポール・デイはオーストラリアのニューサウスウェールズ州ニューカッスルに在住しており、引き続き音楽活動を続けています。

ディスコグラフィー

ポール・デイが関わった主なバンドとその作品は以下の通りです:

• - モア

- アルバム: 「ウォーヘッド」（1981）、 「ブルード&サンダー」（1982）
- シングル: 「ファイアー」（1981）、「ウィー・アー・ザ・バンド」（1981）、「トリックスター」（1982）

• - ワイルドファイアー

- アルバム: 「ブルート・フォース・アンド・イグノランス」（1983）、 「サマー・ライトニング」（1983）、 「エルサレム」（1984）、 「ナッシング・ラスツ・フォーエバー」（1984）

• - クリムゾン・レイク

- アルバム: 「クリムゾン・レイク」（2011）

ポール・デイの音楽キャリアは、彼の個性と才能によって形成されてきました。アイアン・メイデンでの初期経験から始まり、数々のバンドとのコラボレーションを経て、彼は今日に至るまで影響力のあるミュージシャンとして活動し続けています。

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