マイクロン (トランスフォーマー)

マイクロン（Mini-Con）

概要

マイクロンは、『トランスフォーマー』シリーズに登場する小型トランスフォーマーの総称で、特に『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』や『トランスフォーマー スーパーリンク』、さらに『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』といった作品でよく知られています。このため、これらの作品はしばしば「マイクロン三部作」と呼ばれています。また、ユニクロン三部作という呼び方もあります。

マイクロンは通常のトランスフォーマー同様、乗り物からロボットへと変形する能力を持っていますが、中型や大型のトランスフォーマーと組み合わせ、合体することも可能です。特定のキャラクターによっては、合体によって新たな機能が発揮されるものも存在します。これらの変形機能は、G1シリーズに登場するマイクロトランスフォーマーや、ヘッドマスター、ターゲットマスターの要素を継承していると言えるでしょう。

マイクロンは、特に中型・大型のトランスフォーマーとコンビを組む「パートナーマイクロン」や、3体が一組となる「マイクロンチーム」として登場することが多いです。このマイクロンチームの中には、3体で合体できるものも存在します。

設定

マイクロン伝説

400万年以上前、セイバートロン星に突如として現れた新たなトランスフォーマーです。マイクロンが合体技術（エボリューション）を持つことで、他のトランスフォーマーに新しい力を付与するため、サイバトロンとデストロンの間ではマイクロンの争奪が繰り広げられました。戦いを好まない性格であったため、戦乱から逃れる形で地球に不時着しました。ユニクロンの細胞を源にしていることが、後に発見されました。

スーパーリンク

マイクロン戦争が終結した後、多くのマイクロンは新しい生活を求めて宇宙へ旅立ちましたが、一部は留まりました。それぞれのマイクロンの進化や意義は、物語の中でさらに深化しています。

ギャラクシーフォース

惑星ギガロニア出身のトランスフォーマーたちで、彼らは巨大なトランスフォーマーたちと共存しつつ、さまざまな建築作業に従事しています。ホップを始めとする彼らは、宇宙で遭難した際にベクタープライムに救われ、彼と共に冒険を続けました。ギガロニアのトランスフォーマーたちは進化する中で身体サイズが大きくなる傾向があり、そのための解決策としてマイクロンという小型トランスフォーマーが誕生したと語られています。

Transformers シリーズにおけるマイクロン

Transformers: Classics

サイバトロン星から悪の存在であるデーモンやミュータントを一掃するため、ラストオートボットによって創られたマイクロンが登場します。

Transformers: Exodus

サイバトロン星の二つの月から来た小型トランスフォーマーで、非伝統的な表記がされているのが特徴です。

プライム

『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』の設定では、最初の13人のプライムの中に最初のマイクロンが存在します。日本版の玩具展開としては「アームズマイクロン」という形でも知られています。

マイクロンの販売形態

マイクロンの玩具は多様な販売形態で提供されています。特に、その小型で安価な特性から、通常商品に加えて多くの限定版も存在します。中には、大型トランスフォーマーとセットになったものや、3体一組の中で統一感を持つチーム商品、さらにはブラインドボックスやオープンパッケージとしての販売も行われています。

その他の関連商品

アニメのDVDや主題歌CDに付随したり、限定マイクロンをプレゼントするキャンペーンも開かれることがあります。また、小売店でのプロモーション活動においても、マイクロンが配布されることが多く、ファンにとっては魅力的な展開が続いています。

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