マイク・リオーダン

マイケル・W・リオーダンは、1945年生まれのアメリカ合衆国出身の元プロバスケットボール選手です。身長193cm、体重90kgと、スモールフォワードとして活躍するには恵まれた体格の持ち主でした。

ニューヨークで生まれ育ったリオーダンは、プロヴィデンス大学に進学。大学では3年間プレーし、平均11.2得点、8.2リバウンドという記録を残しました。2年次にはNCAAトーナメントでベスト8に進出するなど、チームの中心選手として活躍しました。

1967年のNBAドラフトでは、12巡目という下位指名でニューヨーク・ニックスに入団。当初は出場機会に恵まれませんでしたが、2年目の1969-70シーズンには、ニックスの一員としてNBA制覇を経験しました。この時のニックスは、ウィルト・チェンバレン率いるロサンゼルス・レイカーズを破り優勝を果たし、リオーダンも貴重な戦力として貢献しました。

1971年、リオーダンはトレードでボルティモア・ブレッツに移籍。ブレッツでは、ニックス時代とは異なり、主力選手として活躍するようになりました。特に1972-73シーズンには、自己最高の平均18.1得点を記録し、オールディフェンシブ2ndチームにも選出されるなど、攻守にわたってチームを支えました。

ブレッツは1975年にNBAファイナルに進出。しかし、ゴールデンステート・ウォリアーズに敗れ、優勝を逃しました。リオーダンはこの時もチームの中心選手として奮闘しましたが、ウォリアーズの勢いを止めることはできませんでした。

リオーダンは1976-77シーズンを最後に現役を引退。NBAでの通算成績は、639試合に出場、6,334得点（平均9.9得点）でした。決してスター選手ではありませんでしたが、堅実なプレーでチームに貢献する、玄人好みの選手として記憶されています。

引退後については詳しい情報はありません。しかし、NBAでの経験を活かし、バスケットボール界に貢献したことが考えられます。

関連項目：
ワシントン・ウィザーズのチーム記録

外部リンク：
Basketball-Reference.com

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