マイケル・キング (野球)

マイケル・マクレー・キング

経歴

マイケル・マクレー・キング（Michael McRae King）は、1995年5月25日にアメリカ合衆国ニューヨーク州ロチェスターで生まれたプロ野球選手で、現在はサンディエゴ・パドレスに所属する右投右打の投手です。彼の野球キャリアは、2016年のMLBドラフトでマイアミ・マーリンズから指名されたことから始まりました。ドラフトでは12巡目（全体353位）での選出であり、契約後は傘下のルーキー級のチームでプロデビューを果たしました。彼の初年度は、ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでの15試合に登板し、3勝3敗1セーブを記録しました。

王者の道は、2017年になるとより明確になりました。この年、キングはA級グリーンズボロでプレーし、先発として26試合に出場しました。彼は11勝9敗、防御率3.14、106奪三振を記録し、着実に実力を高めていきました。

ヤンキース時代

2017年11月20日、キングはニューヨーク・ヤンキースにトレードで移籍します。このトレードにはギャレット・クーパー、ケイレブ・スミスが含まれ、国際ボーナスプールも交渉に用いられました。ヤンキースでは、2018年にA+級タンパ・ターポンズ、AA級トレントン・サンダー、AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーし、11勝5敗、防御率1.79、152奪三振の驚異的な成績を収めました。

彼のメジャーデビューは2019年9月19日、テキサス・レンジャーズ戦で行われました。2021年5月にはダレン・オデイの故障者リスト入りに伴い、再度MLBに昇格し、その実力を証明しました。2022年は開幕からリリーフとして活躍していましたが、7月22日のボルチモア・オリオールズ戦で右肘に違和感を抱き、そのままシーズンを欠場する事態に見舞われました。検査の結果、右肘の骨折が確認されたことで、彼のシーズンは早期に終了しました。

パドレス時代

2023年12月6日にフアン・ソト、トレント・グリシャムとのトレードでサンディエゴ・パドレスに移籍しました。この時、大きなトレードが行われ、カイル・ヒガシオカやドリュー・ソープ、ランディ・バスケス、ジョニー・ブリートらとともに、パドレスの一員として新たなスタートを切りました。2024年3月20日には開幕ロースター入りが決まり、今後の活躍に期待が寄せられています。

選手としての特徴

キングの投球スタイルは、特にシンカーによるゴロを量産するスタイルが特徴です。彼の最速は100.3mph（約161.4km/h）、平均95mph（約152.8km/h）で、主にスライダーやチェンジアップを織り交ぜながら、打者を翻弄します。その制球力と多彩な変化球により、今後の成績に注目が集まっています。

まとめ

マイケル・キングは、成功とともに試練を乗り越えながら成長を続けているプロ野球選手です。彼の今後のキャリアがどのようなものであるか、ファンとして楽しみにしているところです。

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