マイケル・ブラウン (サッカー選手)

マイケル・ロバート・ブラウン（Michael Robert Brown, 1977年1月25日 - ）は、イングランド出身の元サッカー選手です。主に守備的ミッドフィールダー（ディフェンシブハーフ）として活躍し、その激しいプレースタイルで知られています。

経歴

マンチェスター・シティのアカデミー出身で、ユース時代にはキャプテンも務めました。その後、数々のクラブを渡り歩き、プレミアリーグの異なる3つのクラブでレッドカードを受けた経験も持ちます。

シェフィールド・ユナイテッド時代にはトップ下を務めることもありましたが、トッテナム・ホットスパー（スパーズ）に移籍してからは、ディフェンシブハーフとしての役割に専念するようになりました。

特に、リーズ・ユナイテッド在籍時には、ファンから「チーム・オブ・マイケル・ブラウン」と呼ばれる独自のチャントが作られるほど、絶大な人気を博しました。2011年7月には、リーズ・ユナイテッドへ完全移籍を果たし、3年間で66試合に出場しました。

2013-14シーズン終了後、ブラウンはクラブのメディアを通じてリーズとの契約延長を希望する旨を表明しましたが、当時の新オーナーであったマッシモ・チェリーノからの返答は得られず、契約満了に伴い退団することとなりました。2014年7月、ポート・ヴェイルへ移籍し、コーチ兼任として1年間の契約を結びました。

プレースタイルと特徴

マイケル・ブラウンのプレースタイルは、時にラフとも評される激しい守備が特徴です。相手チームのファンからは嫌われることもありましたが、イングランド人好みのフィジカルの強さを活かした守備的ミッドフィールダーとして、所属チームのサポーターからは非常に愛されました。愛嬌と冷徹さを併せ持つキャラクターも、ファンを惹きつける要因の一つでした。

キャリア全体を通して、137枚のイエローカードと7枚のレッドカードを受けています。これらのカードの中には、彼の評判から過敏に判定されたファウルも含まれる一方で、弁解の余地のないラフプレーも少なくありませんでした。

また、FAカップ・アーセナル対リーズの試合前のウォーミングアップ中には、解説のためにESPNの番組に出演していたマーティン・キーオンの顔にボールをぶつけてしまうという事件も起こしました。もっとも、これはキーオンの隣にいたロビー・サヴェージを狙ったものだという説もあります。

マンチェスター・シティでのデビュー戦となった1994-1995シーズンのQPR戦では、交代出場からわずか10分で退場処分を受けるという、ある意味強烈なデビューを飾りました。

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