マイソールサウンド

マイソールサウンド(My Sole Sound)は、1999年4月8日生まれの日本の競走馬です。2001年11月にデビューし、5番人気ながら初勝利を飾ると、その後も条件戦で勝ち星を重ねました。しかし、クラシックへの挑戦は叶わず、重賞初挑戦の神戸新聞杯では12着に終わりました。

それでも、年末の中日新聞杯で重賞初制覇を達成。翌2003年には京都記念で重賞2勝目を挙げ、GIレースの宝塚記念にも挑戦しましたが、16着と敗れました。その後も重賞競走で活躍し、2004年には京都金杯とマイラーズカップを制覇するなど、重賞4勝目を達成。しかし、GIレースでは苦戦が続きました。

2005年には、初めての3000m超の長距離レースとなる阪神大賞典を制し、重賞5勝目を挙げました。これは、父タマモクロスとの親子制覇という快挙でもありました。ただし、タマモクロスが優勝した当時の京都金杯は2000mで行われていたため、厳密には同じ条件ではありませんでした。この年以降は中長距離路線に転向し、ジャパンカップや有馬記念などにも出走しましたが、目立った成績は残せませんでした。

2006年頃から成績は下降線を辿り始め、GIIやGIIIのレースでも敗戦が続くようになります。2007年には右前脚の故障により引退。47戦という競走生活を送りましたが、1番人気に推されたことは一度もありませんでした。

マイソールサウンドは、GIレースに11回出走しましたが、最高着順は2005年の天皇賞（春）の8着。それ以外のGIレースは全て二桁着順に終わっています。重賞5勝という輝かしい戦績を残した一方で、GIレースでの活躍は叶いませんでした。これは、母の父がサンデーサイレンスであったため、配合の幅が狭かったことなども影響していると考えられています。

引退後は、重賞を2勝した京都競馬場で乗用馬となり、その後は誘導馬として活躍。2014年9月末頃まで、多くの競走馬を導きました。その間、全弟のマイハッピークロスも引退後、兄と同じく京都競馬場の誘導馬となりました。

また、マイソールサウンドは、サンデーサイレンスをブルードメアサイアーに持つ競走馬として初めてJRA重賞を制覇した馬としても知られています。その活躍は、多くの競馬ファンに記憶されています。数々のレースで、その実力と闘志を見せつけたマイソールサウンドは、多くの競馬ファンに深く記憶される競走馬となりました。 競走馬としての華麗な経歴だけでなく、引退後の誘導馬としての活躍も、その馬としての生涯を彩る重要なエピソードとなっています。

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