マイルストーン・レコード

マイルストーン・レコード：ジャズ史に輝く名門レーベル

マイルストーン・レコードは、1966年にオリン・キープニュースとディック・カッツによってニューヨークで設立された、ジャズ音楽史において重要な位置を占めるレコードレーベルです。数々の伝説的なアーティストを擁し、革新的な作品を世に送り出してきました。

設立と初期の活動

創設者のオリン・キープニュースは、リバーサイド・レコードも設立した人物であり、ジャズに対する深い愛情と知識を持っていました。マイルストーン・レコードは、ジェリー・ロール・モートンやキング・オリヴァーなど、1920年代のジェネット・レコードの貴重な音源のリイシューも手がけ、初期ジャズの復刻にも貢献しました。

ファンタジー・レコード傘下へ

1972年、マイルストーン・レコードはファンタジー・レコードに吸収されました。しかし、レーベルとしての独自性は保たれ、その後も多くの重要な作品がリリースされました。1983年には、ファンタジー・レコードがオリジナル・ジャズ・クラシックス (OJC)を発足させ、マイルストーンのバック・カタログがリイシューされるようになり、その価値が再認識されることとなりました。

コンコード・ミュージック・グループへ

2004年、親会社であるファンタジー・レコードがコンコード・レコードに買収されたことで、マイルストーン・レコードはコンコード・ミュージック・グループの一部となりました。

代表的なアーティストたち

マイルストーン・レコードは、数多くのジャズの巨匠たちの作品をリリースしてきました。その代表的なアーティストとしては、以下の名前が挙げられます。

ジョー・ヘンダーソン
ソニー・ロリンズ
マッコイ・タイナー
フローラ・プリム
* アジムス

これらのアーティストたちは、マイルストーン・レコードから数々の名盤を発表し、ジャズの歴史にその名を刻んでいます。

日本での展開

日本においては、ビクターエンタテインメントが主にマイルストーン・レコードの作品を販売していましたが、2006年にアメリカ本国の配給元がユニバーサル ミュージック グループに変更されたことに伴い、日本での販売もユニバーサル・ミュージック・ジャパンに移管されました。

現在と未来

オリジナル・ジャズ・クラシックス (OJC)は閉鎖されましたが、マイルストーン・レコードの作品は、現在も様々な形でリリースされ続けています。その音楽的遺産は、世代を超えて多くのジャズファンに愛され、未来へと受け継がれていくことでしょう。

コンコード公式ウェブサイト内紹介ページ

もう一度検索