マイ・ゴッド・ギヴン・ライト

アルバム『マイ・ゴッド・ギヴン・ライト』の紹介

ドイツのヘヴィメタルバンド、ハロウィンが2015年に発表したアルバム『マイ・ゴッド・ギヴン・ライト』（My God-Given Right）は、バンドの1つの代表作となっています。この作品は、オリコンの週間ランキングで9位にランクインし、前作『ストレイト・アウト・オブ・ヘル』が11位だったこととの対比からも、バンドの再評価が進んでいることを示しています。実に17年振りに10位以内に入ったこのアルバムは、多くのファンにとって特別な意味を持つものとなりました。

アートワークとエディション

国内版のデラックス・エディションは、3Dジャケットという特殊なパッケージでリリースされ、視覚的にも楽しませてくれます。また、欧州向けにはEARBOOK版も制作され、こちらには国内版では見ることができないCGや珍しい写真が追加されています。このように、アートワークにもこだわりが感じられる作品となっています。

アルバムタイトルの由来

アルバムのタイトルである「My God-Given Right」は、ボーカル担当のアンディ・デリスが過去に直面した進路の悩みについてのエピソードに基づいています。彼は、自身のミュージシャンとしての夢を支えてくれた父の言葉を思い出し、その経験をもとに同じように悩む人々に向けて力強いメッセージを発信しています。この深い意味を持つタイトルが、聴く人に新たなインスピレーションを与えることでしょう。

収録曲について

アルバムには、以下のような楽曲が収録されています。これらの曲は、それぞれ違ったテーマやメッセージを持っており、聴き応えがあります。

1. ヒーローズ - Heroes (作詞・作曲：Sascha Gerstner)
2. バトルズ・ウォン - Battle's Won (作詞・作曲：Michael Weikath)
3. マイ・ゴッド・ギヴン・ライト - My God-Given Right (作詞・作曲：Andi Deris)
4. ステイ・クレイジー - Stay Crazy (作詞・作曲：Andi Deris)
5. ロスト・イン・アメリカ - Lost in America (作詞・作曲：Andi Deris)
6. ロシアン・ルーレー - Russian Roulé (作詞：Andi Deris、作曲：Andi Deris & Sascha Gerstner)
7. ザ・スウィング・オブ・ア・フォールン・ワールド - The Swing of a Fallen World (作詞・作曲：Andi Deris)
8. ライク・エヴリバディ・エルス - Like Everybody Else (作詞・作曲：Sascha Gerstner)
9. クリーチャーズ・イン・ヘヴン - Creatures in Heaven (作詞・作曲：Michael Weikath)
10. イフ・ゴッド・ラヴズ・ロックンロール - If God Loves Rock'n'Roll (作詞・作曲：Andi Deris)
11. リヴィング・オン・ジ・エッジ - Living on the Edge (作詞・作曲：Markus Grosskopf)
12. クロウズ - Claws (作詞・作曲：Michael Weikath)
13. ユー、スティル・オブ・ウォー - You, Still of War (作詞：Sascha Gerstner、作曲：Andi Deris & Sascha Gerstner)

さらに、ボーナストラックとして以下の楽曲も収録されています。

• - アイ・ウィッシュ・アイ・ワー・ゼア - I Wish I Were There
• - ウィキッド・ゲーム - Wicked Game
• - フリー・ワールド - Free World

これらの曲は、国内版デラックス・エディションにのみ収録されており、ファンには嬉しい追加要素となっています。また、欧州向けのバージョンには、この他にも数曲のボーナストラックが収められています。

参加ミュージシャン

このアルバムの制作には、バンドの主要メンバーが参加しています。アンディ・デリスがボーカルを務め、マイケル・ヴァイカートとサシャ・ゲルストナーがギター、マーカス・グロスコフがベース、ダニ・ルブレがドラムを担当しています。各メンバーの個性が表現された楽曲は、ハロウィンの魅力を存分に引き出しています。

最後に

『マイ・ゴッド・ギヴン・ライト』は、ハロウィンの音楽的成長と卓越性を示す作品です。重厚なサウンドと深い歌詞が織り交ぜられたこのアルバムは、多くのファンにとって聴き逃せない存在となったことは間違いありません。

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