マウロ・イカルディ

マウロ・イカルディ

基本情報

マウロ・エマヌエル・イカルディ・リベロ（Mauro Emanuel Icardi Rivero）は、1993年2月19日にアルゼンチンのロサリオで生まれたプロサッカー選手で、現在はガラタサライSKに所属するフォワードです。彼は元アルゼンチン代表でもあり、サッカー界におけるその存在感は非常に特異です。

プロ入り前

ロサリオで育ったイカリディは、6歳でスペインに移住し、UDベシンダリオのユースチームでそのキャリアをスタートさせました。ここで彼はユース世代のカテゴリーで384得点という驚異的な記録を残しました。バルセロナ、レアル・マドリードなどのクラブからの注目を浴びながらも、2008年にFCバルセロナのカンテラへ移籍しました。しかし、その後バルセロナのスタイルに合わないと判断し、別の道を選びます。

サンプドリアでの成功

2011年、イカルディはUCサンプドリアにレンタル移籍し、翌年に完全移籍しました。プロデビューを果たした後、彼は短期間で注目株として頭角を現し、2012-13シーズンではリーグ戦で31試合に出場し10ゴールを記録。特に2013年1月6日のユベントス戦での2ゴール、1月27日のペスカーラ戦では4ゴールを挙げ、チーム内得点王となるまで成長を遂げました。

インテル・ミラノへの移籍

2013年7月、イカルディはインテルナツィオナーレ・ミラノに移籍します。入団当初から期待を背負い、背番号9を受け継ぎました。彼は2014-15シーズンにセリエA得点王に輝くなど、インテルでの存在感を発揮し続けます。特に2016-17シーズンには、 Juventus戦での劇的な同点弾を決めチームを救った場面もあり、彼の活躍はサポーターの心に強く刻まれました。

パリ・サンジェルマンでの挑戦

2019年、イカルディはパリ・サンジェルマンにレンタル移籍。ここでは、エディンソン・カバーニの負傷によってスタメン出場を果たし、UEFAチャンピオンズリーグでもゴールを挙げました。2020年には完全移籍し、新たな環境での挑戦が始まったものの、メッシの加入などチーム内での競争は厳しく、ポジションが不安定になる時期もありました。

ガラタサライSKでの現在

2022年にはガラタサライSKに期限付き移籍し、2023年には完全移籍が発表されました。移籍初年度にはリーグ戦で24試合22得点を記録し、チームのリーグ優勝に大きく貢献しています。

代表キャリア

イカルディはアルゼンチン代表としてもプレーし、2013年から2018年までに8試合に出場しました。代表でのプレー機会は限られていましたが、そのポテンシャルは常に評価されています。特に2014年のワールドカップ予選ではリオネル・メッシの代役として招集されるなど、彼の才能は国際舞台でも注目されています。

プレースタイルと評価

彼のプレースタイルは、スペースを活かした動き、抜群のポジショニング、強靭なフィジカルによって支えられています。特にペナルティーエリア内での決定力は非常に高く、2015-16シーズンには30.8%というシュート決定率を記録。このような能力により、彼は強心臓のストライカーとして広く知られています。

プライベート

イカルディは私生活でも話題を提供しており、特に前チームメイトの妻との不倫関係がメディアに大きく取り上げられました。このような騒動は彼のキャリアに波紋を呼びましたが、彼のサッカーに対する情熱は揺るぎなく、これからの活躍が期待されています。

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