マクロス7 (ラジオドラマ)

マクロス7 CDシネマシリーズ

『マクロス7 CDシネマシリーズ』は、1995年から1996年にかけてTBSラジオなどで放送されたラジオドラマ。
テレビアニメ『マクロス7』のメディアミックスの一環として制作され、全5枚のCDシネマがビクターエンタテインメントから発売されました。

概要

• - 放送期間: 1995年 - 1996年
• - 放送局: TBSラジオ、MBSラジオ、CBCラジオ
• - 番組名: 『アニメExpress〜ギャラクシー・ネットワーク〜』内
• - パーソナリティ: 桜井智（ミレーヌ・ジーナス役、現・櫻井智）

テレビシリーズ放映中には、北条千夏が脚本を担当し、マクロス7船団の民間向けコンピューターネットワーク「パソクラ」をめぐる騒動を描きました。
テレビシリーズ終了後には、首藤剛志が脚本を担当し、音楽によって発展した宇宙文明「オーダ音楽帝国」との対決を描く「GALAXY SONG BATTLE」が展開されました。

CDシネマ一覧

1. マクロス7 CDシネマ1 Mellow Heart Beat (1995年9月21日発売。VICL-691)
2. マクロス7 CDシネマ2 Melodious Illusion (1995年10月21日発売。VICL-692)
3. マクロス7 CDシネマ3 GALAXY SONG BATTLE 1 (1996年1月24日発売。VICL-740)
4. マクロス7 CDシネマ4 GALAXY SONG BATTLE 2 (1996年3月6日発売。VICL-741)
5. マクロス7 CDシネマ5 GALAXY SONG BATTLE 3 (1996年4月3日発売。VICL-742)

各CDには台本が付属し、『CDシネマ1』と『CDシネマ2』は小学館からも同内容のCDブックが発売されました。

あらすじ

Mellow Heart Beat

マクロス7に新設されたコンピューターネットワーク「パソクラ」で、Fire Bomberも「ファイアーボンバーズルーム (FBR)」を開設。バサラのファンである少女AがFBRへのアクセスに苦労しながらも、バサラにメッセージを伝えようと奮闘する物語。

Melodious Illusion

シティ7で原因不明の嵐が発生し、同時にFBRが抹消される。少女Aはパソクラ内に発生したコンピューター・ゴーストと出会い、交流を深める。しかし、ゴーストは自由を求めて暴走し、シティ7の電気系統を遮断。バサラの歌がゴーストの心を癒し、事件は解決へと向かう。

GALAXY SONG BATTLE

オーダ音楽帝国が開催する「全宇宙音楽コンクール」に、Fire Bomberが参加することになる。コンクールで出会った様々な歌手たちとの交流や、帝国の陰謀に巻き込まれながらも、バサラたちは歌を通して戦いを挑む。最終的に、バサラたちの歌は帝国の支配を打ち破り、オーダ音楽帝国は終焉を迎える。

設定

パソクラ

「Mellow Heart Beat」「Melodious Illusion」に登場する、マクロス7のコンピューターネットワークサービス。
正式名称は「銀河移動通信回路網情報資源活用体 (Galaxy personal communication network client-server system)」。

オーダ音楽帝国

「GALAXY SONG BATTLE」に登場する、音楽によって発展した宇宙文明。
高度な科学力を持ち、全宇宙音楽コンクールを開催するが、最終的にFire Bomberの歌によって滅亡する。

熱血!!歌番長バサラ

CDシネマの特別付録として収録された短編ドラマ。
Fire Bomberのメンバーがパラレルワールド的な世界に迷い込み、高校生活を送る学園コメディ。
ロック同好会と吹奏楽部の対立や、バサラの歌が巻き起こす騒動が描かれる。

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