マクロス7 ドッキングフェスティバル 歌は銀河を救う

マクロス7 ドッキングフェスティバル 歌は銀河を救う

『マクロス7 ドッキングフェスティバル 歌は銀河を救う』は、1995年3月24日にビクターエンタテインメントから発売されたドラマCDです。テレビアニメ『マクロス7』の関連作品であり、本編のTVアニメ22話と23話の間に位置づけられるエピソードを描いています。

概要

このドラマCDは、マクロス7船団からはぐれたシティ7が、バロータ軍の工作により宇宙を漂流した後、再び船団と合流し、バトル7とドッキングするセレモニーの様子を、架空のTV番組として描いたコメディタッチのオーディオドラマです。劇中には、架空の商品のCMも挿入され、聴いている人を飽きさせない工夫が凝らされています。

CDの発売日は1995年3月25日で、TVアニメ22話と23話の放送日の間にあたります。TV放送とタイミングを合わせて発売されており、TVアニメ23話冒頭では、ドッキングフェスティバルの様子がニュースで流れているのが確認できます。

脚本は、マクロス7のTVシリーズと同じく富田祐弘、大橋志吉、隅沢克之が担当し、アミノテツロー、河森正治、藤本義孝が監修を務めています。楽曲は、『マクロス7』の他に『超時空要塞マクロス』や『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』『マクロスプラス』からも使用されており、マクロスシリーズのファンにはたまらない選曲となっています。

ジャケットイラストは桂憲一郎が担当し、『マクロス7』の登場人物が一堂に会し、乾杯をする様子が描かれています。ブックレットには、マクロスの用語解説や巻末付録として「旧マクロス ブリッジ3人娘のその後」が記載されており、読み応えのある内容となっています。

物語

西暦2045年。新たな居住可能な惑星を探すため宇宙へ旅立った超長距離移民船団「マクロス7船団」。大小さまざまな宇宙船で構成されたこの船団には100万人以上の人間が暮らしていました。

ある時、マクロス7船団は謎の敵の攻撃を受けます。船団で最大の船で、最も多くの人々が暮らす「マクロス7」は戦闘艦「バトル7」と居住艦「シティ7」に分離できるのですが、シティ7がこの謎の敵の手によって強制的にフォールド（ワープ）させられてしまいます。船団からはぐれ、宇宙を漂流するはめになったシティ7は3か月に渡る長い漂流の末、バトル7艦長のマクシミリアン・ジーナスやDr.千葉らの尽力でようやく船団へと復帰します。

そして、シティ7とバトル7の再ドッキングを祝い、盛大なフェスティバルが行われることになります。

内容（一部）

ドラマCDは、ドッキングフェスティバルを生中継するという記念番組仕立てで進行します。

オープニングセレモニー: マクロス7船団長のマクシミリアン・ジーナス艦長とシティ7市長のミリアがスピーチを行います。
マイケルのマラソン時報: ミリアの第一秘書であるマイケル・ジョンソンが、シティ7を一周しながら時刻を伝えます。
バサラ・ミレーヌのステージ外中継: バサラとミレーヌがマクロス7船団の大型居住艦を回りながら、レポートを行います。
素人のど自慢: 参加者たちが自慢の歌声を披露します。
あの人は今スペシャル: 『超時空要塞マクロス』のブリッジオペレーター3人娘、キム、シャミー、ヴァネッサが登場し、第一次星間大戦以後の35年の人生を語ります。
グランドフィナーレ: ドッキングのカウントダウンが行われ、フェスティバルの幕が閉じられます。

その他、劇中には様々なCMが挿入されたり、登場人物たちのコミカルなやり取りが繰り広げられたりと、聴きどころ満載の作品となっています。

もう一度検索