マグナカルタ (ゲーム)

マグナカルタ (MAGNACARTA)

『マグナカルタ』とは、2001年に韓国のソフトマックスが開発し、2004年11月にバンプレストから発売されたPlayStation 2用のロールプレイングゲームです。ゲームの主題歌には、火曜飛の「Fly Again」が使用されています。

ゲームの概要

このゲームは、韓国国内でPC用として単独制作されたオリジナルバージョンを基にしていますが、日本版PS2に関する情報を中心に記述します。日本でリリースされたPS2版はオリジナルとは異なるストーリーやゲームシステム、楽曲が組み込まれています。また、プロモーションの一環として、AMラジオ番組『マグナカルタRADIO』が2004年に放送されました。

シリーズ作品

本作に続いて、以下のシリーズ作品が登場しています。

• - マグナカルタ
• - マグナカルタ ポータブル
• - マグナカルタ2

ストーリー

物語は、イフェリア大陸という場所が舞台となっています。人間とヤソンという二つの種族が共存するこの大陸では、最初は平和に共生していましたが、次第に土地の占有を巡る諍いから戦争が勃発します。人間が優位に立っていた戦争も、ヤソンの力によって状況が次第に変わっていきます。

物語は、カリンツという若い傭兵の隊長が「紅の旋風」と呼ばれる部隊を率いて、ヤソンに対する大反撃作戦を展開するシーンから始まります。だが、ヤソンの女王アミラの策略により作戦は失敗を招き、カリンツは混乱に巻き込まれます。その後彼は、記憶を失った少女・リースと出会い、彼女と共に自らの過去や、ヤソンの女王に関わる秘密を探っていくことになります。

ゲームシステム

このゲームは、カリンツとリースの二つのパーティに分かれて進行します。物語の進行に応じて、彼らが合同になるケースもあります。また、バトルは押すボタンのタイミングが重要で、プレイヤーは高度なリズム感を求められます。

さらに、戦闘は「修羅」「羅刹」「夜叉」の三つのモードで行われ、環境の属性や統率力も重要な要素として組み込まれています。町や村では占いや呪符の作成、武器のカスタマイズが行われるなど、戦闘だけでなく戦略的な要素も含まれています。

プレイヤーのレベルが上がるにつれて敵も強化されるため、無理にレベルを上げる必要は無く、ゲームを楽しむことができるよう工夫されています。

登場キャラクター

本作には多くの魅力的なキャラクターが登場します。主人公カリンツは特殊傭兵部隊「紅の旋風」の隊長で、彼の仲間たちや敵対するヤソンの女王アミラも物語の展開に大きく関わります。カリンツは両親と生き別れた過去を持ち、ヤソンに対する強い憎しみから傭兵として目覚ましい活躍を見せています。

リースは記憶喪失の少女で、彼女の秘密が物語の重要な部分となります。さらには、アグレイアン・ジェイ・オーウェン、セリナ、アゼル、ハレンなど多彩なキャラクターがストーリーを彩り、プレイヤーの没入感を高めています。

関連商品と受賞歴

本作は、複数のガイドブックやコミック、ノベル、サウンドトラックなどの関連商品も展開されています。また、2004年には韓国ゲームアワードにおいて優秀賞を受賞した実績もあり、その人気が堅実であることを示しています。

以上が『マグナカルタ』の概要です。力強いストーリーと個性的なキャラクターたちが、プレイヤーを魅了することでしょう。

もう一度検索