マシュー・ゴス

マシュー・ゴス（Matt Goss）は、1986年11月5日オーストラリアのローンセストン生まれの元自転車競技選手です。彼のキャリアは、トラックレースから始まり、ロードレースへと移行し、数々の輝かしい成績を残しました。

トラックレースでの活躍

ゴスは、トラックレースで早くから才能を発揮しました。

2004年ジュニア世界選手権自転車競技大会では、マディソンと団体追抜で優勝という輝かしい成績を収めました。
2005年世界選手権自転車競技大会・団体追抜では3位に入賞。
2006年には、世界選手権・団体追抜で優勝を果たしました。

ロードレースへの転向と成功

2007年、ゴスはチームCSC（後のチーム・サクソバンク）に移籍し、ロードレースを中心に活動するようになります。以降、彼は数々の重要なレースで勝利を重ね、その才能を世界に示しました。

2007年、チームタイムトライアル・アイントホーフェンで優勝メンバーの一員となり、ツアー・オブ・ブリテンでは区間1勝を挙げました。
2008年、ツアー・オブ・ブリテンとヘラルド・サン・ツアーでそれぞれ区間1勝を獲得。
2009年には、パリ〜ブリュッセルで優勝、ツール・ド・ワロニーで区間2勝を達成。ジロ・デ・イタリアに初出場し、ヘント〜ウェヴェルヘムでは3位に入りました。
2010年、チーム・コロンビア＝HTC（後のチーム・HTC - ハイロード）に移籍。ジロ・デ・イタリアで区間勝利を挙げ、フィラデルフィア・インターナショナル・チャンピオンシップとGP西フランス・プルエーでも優勝しました。
2011年は、ゴスにとって特に成功したシーズンでした。ツアー・ダウンアンダーで総合2位、スプリント賞、区間1勝を獲得。さらに、ツアー・オブ・オマーン、パリ〜ニース、ツアー・オブ・カリフォルニアでも区間優勝。そして、ミラノ〜サンレモで優勝を果たし、世界選手権・個人ロードレースでは2位に入りました。この年のUCIワールドツアー 個人総合ランキングでは19位となっています。
2012年、オリカ・グリーンエッジに移籍。ジロ・デ・イタリアで区間1勝を挙げ、ツール・ド・フランスではポイント賞部門で3位となりました。
2013年には、ティレーノ〜アドリアティコで区間1勝を加えています。

マシュー・ゴスは、トラックレースとロードレースの両方で優れた才能を発揮し、記憶に残る実績を残した偉大な自転車競技選手です。

もう一度検索