マジックランプシアター

東京ディズニーシー『マジックランプシアター』：世界一のマジシャンを目指して？

東京ディズニーシーのアラビアンコーストに位置する『マジックランプシアター』は、映画『アラジン』とは一線を画す、オリジナルストーリーが魅力のシアター型アトラクションです。2023年7月26日からは、40周年記念プライオリティパスの導入により、よりスムーズにショーを楽しむことができるようになりました。

予測不能！シャバーンとジーニー、そしてアシームの物語

物語の中心人物は、自称世界一のマジシャン・シャバーン。しかし、彼のマジックは素人レベル…。彼のアシスタントであるアシームは、不思議な力を持つランプの魔人ジーニーと友達になります。シャバーンはジーニーの力を利用して世界一のマジシャンになろうと企みます。そして、ジーニーの力を借りて願望を叶えたものの、人気者になったのはジーニーばかり。嫉妬したシャバーンは、ある日ジーニーをランプごと箱に閉じ込めてしまいます。

物語は、シャバーンの初めてのワンマンショー当日から始まります。ゲストは、シャバーンのハチャメチャなマジックを目の当たりにします。果たしてアシームは箱の中のジーニーを救い出せるのか？そして、シャバーンは一人でマジックを成功させることができるのでしょうか？予測不能な展開に、ゲストは最後までハラハラドキドキさせられます。

アシームとシャバーンのアドリブと、臨場感あふれる演出

このアトラクションの大きな特徴は、シャバーンとアシーム役を実際の俳優が演じている点です。ジーニーは映像で登場しますが、シャバーンとアシームの掛け合い、そしてアドリブ満載の演出が、ショーに臨場感を与えています。季節や時間帯、そして公演によって内容が変化するのも魅力の一つ。ゲストに直接語りかける場面もあり、まるでショーに参加しているかのような感覚を味わえます。

さらに、シャバーンとアシームは、パークの隠語を使うなど、世界観の設定から逸脱した、自由奔放な発言も。この「夢の国」だからこそ許される、ユーモラスなやり取りにも注目です。

過去イベントとの繋がり

実は、シャバーンとアシームは、過去にも東京ディズニーシーに登場していました。2012年から2014年に行われたイベント「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」のミニショー「スプリングタイム・サプライズ」や、2015年から2018年の「ディズニー・ハロウィーン」のアトモスフィアショーにも出演していたのです。これらの過去イベントを知っていると、より一層アトラクションへの理解が深まるでしょう。

シアター型アトラクションの進化系

クライマックスでは、アシームがステージ袖に消えてスクリーンの映像に登場するなど、映像と現実が融合した演出も魅力です。従来のシアター型アトラクションとは一味違う、斬新な試みが随所に散りばめられています。

『マジックランプシアター』は、予測不能な展開と、俳優たちのアドリブ、そして映像と現実が融合した演出が魅力の、何度でも楽しみたいアトラクションです。東京ディズニーシーを訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。

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