マゾフシェ県

マゾフシェ県：ポーランド最大の県を徹底解説

マゾフシェ県は、ポーランドの東中部に位置する県で、ポーランドの首都であるワルシャワを県都としています。1999年1月1日の地方行政区画改正により誕生し、面積と人口はポーランドで最大を誇ります。周辺県としては、ポドラシェ県、ヴァルミア・マズールィ県、クヤヴィ・ポモージェ県、ウッチ県、シフィェンティクシシュ県、ルブリン県と接しています。

マゾフシェ県の地域区分

マゾフシェ県は、県都ワルシャワをはじめとする複数の市と、多数の郡によって構成されています。

主要都市

ワルシャワ (1,783,321人)
ラドム (212,230人)
プウォツク (119,709人)
シェドルツェ (77,990人)
プルシュクフ (62,076人)
レギオノヴォ (54,049人)
オストロウェンカ (52,071人)
オトヴォツク (44,827人)
チェハヌフ (44,118人)
ジラルドゥフ (39,896人)

郡

ビャウォブジェギ郡、チェハヌフ郡、ガルヴォリン郡、ゴスティニン郡、グロジスク郡、グルイェッツ郡、コジェニツェ郡、レギョノーヴォ郡、リプスコ郡、ウォシツェ郡、マクフ郡、ミンスク郡、ムワヴァ郡、ノヴィ・ドヴル郡、オストロウェンカ郡、オストルフ郡、オトヴォツク郡、ピャセチュノ郡、プウォツク郡、プウォンスク郡、プルシュクフ郡、プシャスヌィシュ郡、プシスーハ郡、プウトゥスク郡、ラドム郡、シェドルツェ郡、シェルプツ郡、ソハチェフ郡、ソコウフ郡、シドゥオヴィエッツ郡、ワルシャワ郡、西ワルシャワ郡、ヴェングルフ郡、ヴォウォミン郡、ヴィシュクフ郡、ズヴォレン郡、ジュロミン郡、ジラルドゥフ郡など、多くの郡があります。

マゾフシェ県の観光スポット

マゾフシェ県には、歴史的な都市や美しい田園風景、そして文化的な名所が数多く存在します。

ワルシャワ

ポーランドの首都ワルシャワは、ヴィスワ川沿いに位置するポーランド最大の都市です。第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、市民の手によって忠実に再建され、旧市街はユネスコの世界遺産に登録されています。王宮や数多くの宮殿、博物館など見どころ満載です。また、毎年5月にはベートーヴェンの「第九」を合唱する伝統行事や、ワジェンキ公園での無料ピアノコンサートも開催されます。

プウォツク

プウォツクは、ヴィスワ川のほとりに佇む美しい街で、マゾフシェ地方の典型的な田園風景の中に位置しています。旧市街には多くの教会があり、ローマ・カトリック教会から独立したマリアのまねび会教会の中心地となっています。また、中欧最大の石油卸会社「PKNオーレン」の本社所在地でもあります。

ジェラゾヴァ・ヴォラ

作曲家フレデリック・ショパンの生家があるジェラゾヴァ・ヴォラは、マゾフシェ地方の田園地帯にある美しい村です。ショパンの生家は博物館として保存されており、多くの観光客が訪れます。周辺には、ショパンの生家のようなマナーハウスが点在し、その多くが良好な状態で保存されています。

マゾフシェ県（ワルシャワを除く）の宮殿群

マゾフシェ県には、ワルシャワ周辺にも数多くの宮殿が点在しています。これらの宮殿は、かつてこの地方を治めていたシュラフタ（ポーランド貴族）や大貴族の邸宅として使用されていました。派手さはありませんが、落ち着いた女性的な外観が特徴で、博物館やホテルとして利用されているものもあれば、廃墟となっているものもあります。

マゾフシェ県は、ポーランドの歴史と文化、そして美しい自然を満喫できる魅力的な地域です。ぜひ一度、訪れてみてください。

もう一度検索