マタス・ブゼリス

マタス・アルヴィダス・ブゼリス（Matas Arvidas Buzelis, 2004年10月13日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のプロバスケットボール選手です。ポジションはスモールフォワード、またはパワーフォワードで、NBAのシカゴ・ブルズに所属しています。

生い立ちとハイスクール時代

ブゼリスはシカゴで生まれ育ちました。彼の両親はリトアニア出身で、シカゴに移住する前はプロのバスケットボール選手として活躍していました。

高校時代は、1年時にヒンズデール中央高等学校でプレーした後、COVID-19パンデミックの影響で高校の日程が延期になったことをきっかけに、2年時にブリュースターアカデミーへ転校しました。ブリュースターアカデミーでは、1試合平均11.4得点、5.9リバウンド、2.1アシスト、1.3ブロック、1.2スティールを記録し、ニューハンプシャー・ゲータレードプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選出される活躍を見せました。また、チーム・ワールドの一員として、将来有望な若手選手が集まるナイキ・フープサミットにも選出されています。高校最終年にはサンライズ・クリスチャンアカデミーに転校し、マクドナルド・オール・アメリカンに選ばれました。

大学進学とGリーグでの挑戦

ブゼリスは高校卒業後、大学へは進学せずにNBAGリーグ・イグナイトでプロとしてのキャリアをスタートさせることを選びました。大学からのオファーも多数あり、ケンタッキー大学、デューク大学、ノースカロライナ大学、フロリダ州立大学、USC、ウェイクフォレスト大学などが候補に挙がっていたようです。

2023年3月31日、NBAGリーグ・イグナイトとの契約に合意し、プロ選手としての第一歩を踏み出しました。

NBAでの活躍

2024年6月26日に行われたNBAドラフトにおいて、ブゼリスは1巡目全体11位でシカゴ・ブルズから指名を受けました。そして、7月2日にブルズとのルーキー契約に合意し、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。

2024-25シーズン、10月23日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でNBAデビューを果たし、2リバウンド、1アシストを記録しましたが、チームは111-123で敗れました。しかし、2025年2月4日のマイアミ・ヒート戦では、キャリアハイとなる24得点（FG成功率100%）を記録し、チームを133-124での勝利に導きました。同年2月15日には、NBAスラムダンクコンテストに出場し、その身体能力の高さを披露しました。ブルズの選手がダンクコンテストに出場したのは、2007年のタイラス・トーマス以来、約18年ぶりの出来事でした。

プレースタイルと将来への期待

ブゼリスは、高い身体能力とシュート力を兼ね備えた перспективный な選手として評価されています。スモールフォワードとパワーフォワードをこなせるユーティリティ性も持ち合わせており、今後の成長が非常に楽しみな選手です。ブルズでの活躍を通じて、NBAを代表する選手へと成長していくことが期待されています。

人物

姉のソフィアは、ファーマン大学でラクロスをプレーしています。

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